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小学校対象 小学校国語科における話し合い学習指導論の構築 ―メタ認知を促す授業とカリキュラムの開発をめざして―

著者
上山伸幸 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
322 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2021年3月16日 
ISBN
ISBN978-4-86327-547-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
近年の研究動向を踏まえ、方法知のメタ認知を促す話し合い学習指導論を構想。指導方法の検証を行い、有効性と課題を明らかにしたうえでカリキュラムの提示を試みる。

書評

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序章 研究の目的と方法
第1節 研究の目的
第2節 研究の方法

第1章 話し合い学習指導研究の成果と課題
第1節 話し合い学習指導研究史の概観
 第1項 昭和期と平成前期の話し合い学習指導研究
 第2項 2000 年前後以降の話し合い学習指導研究
 第3項 話し合いにおけるメタ認知への着目
第2節 対象化する活動を取り入れた話し合い学習指導の分析
 第1項 考察対象とする先行実践の概要
 第2項 学習内容と記録媒体との関係
 第3項 先行実践の成果と課題
第3節 話し合いの教材開発に関する先行研究の検討
 第1項 指導時期に応じた教材の開発
 第2項 事後に用いる教材開発の視点
 第3項 開発された教材の分析
 第4項 話し合いの教材開発に関する成果と展望
第4節 話し合い学習指導研究の成果と課題

第2章 メタ認知を促す話し合い学習指導論の検討
第1節 方法知概念とその具体
 第1項 方法知の定義
 第2項 話し合いを推進する方法知の整理
 第3項 学習内容としての方法知の類型化
第2節 メタ認知研究と話し合い学習指導
 第1項 メタ認知的知識としての方法知
 第2項 話し合いのメタ認知を促す学習活動
 第3項 メタ認知的経験を活かす話し合い学習指導
第3節 指導方法としての対象化する活動
 第1項 対象化を促す観点
 第2項 学習活動の導出
 第3項 対象化する活動における学習活動のまとめ
第4節 話し合いを評価する営みとしての対象化する活動
 第1項 話し合いを評価する力の構造
 第2項 話し合いを評価する観点
 第3項 「評価指標」の援用可能性の検討
第5節 方法知のメタ認知を促す教材としての文字化資料
 第1項 話し合いの振り返り教材の種類
 第2項 全体凝縮型文字化資料の特性

第3章 メタ認知を促す話し合いの指導方法の検証
第1節 自覚化が起こる際の認知過程の分析
 第1項 自覚化を促す学習指導の仮説
 第2項 授業の概要
 第3項 量的分析
 第4項 質的分析
 第5項 自覚化が起こる際の認知過程の解明
第2節 方法知の自覚化を促す授業過程と教材の分析
 第1項 教師の働きかけの分析
 第2項 文字化資料を教材とした授業過程の提案
 第3項 開発した教材の効果
第3節 方法知の活用を促す授業の分析
 第1項 「困難点」を取り入れる際の考慮点
 第2項 授業の概要
 第3項 量的分析
 第4項 質的分析
 第5項 「困難点」を起点とする学習活動の導出

第4章 メタ認知を促す話し合いの授業開発
第1節 低学年におけるメタ認知を促す授業の開発
 第1項 低学年における話し合い指導の考慮点
 第2項 授業の概要
 第3項 量的分析
 第4項 質的分析
 第5項 低学年におけるメタ認知を促す教師の働きかけ
第2節 高学年における文字化活動を取り入れた授業の開発
 第1項 文字化活動を取り入れた授業の構想
 第2項 授業の概要
 第3項 話し合い活動と授業の分析
第3節 自律的に話し合う力を育成するための授業の開発
 第1項 自律的な話し合いとメタ認知
 第2項 授業の概要
 第3項 授業の分析
 第4項 高学年における話題や論点に関する学習の成果と課題

第5章 国語科における話し合い学習指導のカリキュラム開発
第1節 小学校における実践されたカリキュラムの分析
 第1項 カリキュラム開発という視点
 第2項 カリキュラム開発のための分析
第2節 国語科における話し合い学習指導のカリキュラム(試案)の構想
 第1項 カリキュラムと指導の段階
 第2項 本カリキュラムの特徴
 第3項 本カリキュラムの意義

終章 研究の成果と課題
第1節 研究の総括
第2節 研究の成果と課題

補助資料
引用・参考文献一覧
初出一覧
あとがき
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