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柳林のヤマセミたち 

著者
中林光生 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
232 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2020年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-504-1 
Cコード
C0045 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
間もなく激しいキャラキャラ・・・・と叫ぶ鳴き声に取り囲まれた。それは絶対に許さないという迫力に満ちていた。――ナチュラリストである著者が克明に記す、一組のつがいとの劇的な遭遇を基端とする13年間のヤマセミたちの記録。

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まえがき
挿絵一覧

第1章 川辺の楽しみ―川風に背をおされて―
 川に棲む鳥、川を渡る鳥
 暗がりに目を凝らす
 12キロメートル地点の生きものが見せる多様性
 付表:太田川河原観察に関する覚書

第2章 ヤマセミを観る―観察したくてたまらない―
 劇的な出会い
 1.遠く離れて観る
  300メートル・ポイントを決める
  夜明けごろ河原に座る
  ヤマセミのなじみの道
  人工のもの
  河原も姿を変える
 2.近くでそっと観る
  ゴミ山ハイドを思いつく
  土の穴にもぐる
  水中に足場をつくる
  人工の止まり木をつくる
 3.ヤマセミの食べ物を探る
  ペレットを拾う
 4.飛ぶ姿は意識の「小舟」だ
 付表:ヤマセミの観察を支えた主な事柄

第3章 ヤマセミの雄と雌―頼り合い支え合う―
 1.朝ヤマセミが出現するころ
  雌がにじり寄る
  祈りのポーズ
  ナリマサとおハルの場合
  雄の心・雌の心
 2.巣穴は誰がえらぶのか
  ヤマセミを観ること・気を配ったこと
  雌のにじり寄りと巣の補修  
  雄の熱意
  雌の熱意
 3.何故プレゼントをするのか
  プレゼントは交尾に結び付くのか
  プレゼントをする雄の態度
 4.ヤマセミが縄張りを守る
  自分の居場所をとりもどす
  雄はしきりに見張に出向く
  雄は侵入個体と戦う

第4章 思いは姿に表れる―楽しみ・共感するヤマセミたち―
 1.生得の行動と遊び
  葉っぱで遊ぶ
  親も葉っぱ遊びをする
  ヤマセミは道具を使う
  ヤマセミは小石遊びをする
 2.ディスプレイ・フライトとヤマセミの思い
  ヤマセミは滑空する
  2羽によるディスプレイ・フライト
  1羽によるディスプレイ・フライト
   ①充足感に導かれたディスプレイ・フライト
   ②いらだちの表明と思われるフライト
   ③釣り人を威嚇するディスプレイ・フライト
   ④フライトのためのフライトと思われるもの
 3.鳴き声で思いを表明する
   ①鳴き交わしの声
   ②つぶやき
   ③緊張の度合いを映し出す鳴き声
   ④強い興奮状態にある時の声

第5章 ヤマセミの親と若鳥たち
 1.抱卵の始まるころ
  雄と雌は交代して卵を抱く
 2.孵化を迎えるころ
 3.巣だちまでの日々
  小さい魚を運び始める
  「おあずけ」は早くから始まる
  巣だちを迎えるころ
  ヤマセミの一年

第6章 ヤマセミの林の生きものたち
 冬  スズメ、キツネ、トラフズク、カシラダカ
 春  アオジ、キジ、チョウゲンボウ、クサノオウ、柳林、キシツツジ
 夏  カジカガエル、セッカ、ヒゲコガネ、オナガサナエ
 秋  センニンソウ、リスアカネ、ショウドウツバメ、ムラサキツバメ


引用文献
あとがき
Contents
Summary
索引
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