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国語科クリティカル・リーディングの研究 

著者
澤口哲弥 
シリーズ
 
助成
2019年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
480 
定価
6300 
発行日
2019年12月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-493-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
テクストが個からの産物ではなく社会的な産物であることを前提とし、内在する文脈や思想を読み解く新しいクリティカル・リーディングの指導理論を提案。小中高の教科書教材の改編を通し、実践の場での可能性を探る。
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序章 研究の動機・目的・方法
1.研究の動機
2.研究の目的
3.研究の方法
 3.1.理論構築の方法と指導理論の措定
 3.2.各章の概要
  3.2.1.目的①のための方法(第1章)
  3.2.2.目的②のための方法(第2章)
  3.2.3.目的③のための方法(第3章)
  3.2.4.目的④のための方法(第4章、第5章、第6章)
  3.2.5.目的⑤のための方法(第7章)

第1章 国語科における「クリティカルな読み」の理論と実践
1.はじめに
2.問題の所在
3.先行研究の検討
 3.1.言語論理教育
 3.2.評価読み
 3.3.メディア・リテラシー教育
 3.4.PISA型「読解力」における熟考・評価
 3.5.批判的思考
4.5つの指導の系列のまとめ
5.国語科における「クリティカルな読み」の指導理論の分布マトリクス
6.第1章のまとめ

第2章 C.WallaceのCritical Reading理論
1.Criticalの概念
2.なぜWallaceなのか
3.C.Wallaceの目標論
 3.1.社会的・文化的コンテクストに着目した読みを目指す
 3.2.批判的言語意識を育む
 3.3.批判的教育学の理念をCritical Readingに活かす
 3.4.複眼的な視点から読むことを目指す
4.Wallaceの教材論
 4.1.コミュニティ・テクストの活用
5.Wallaceの授業論
 5.1.ハリデーの理論をふまえた授業方略
 5.2.ハーバーマスの理論をふまえた授業方略
 5.3.シラバスとタスク方略
  5.3.1.シラバス
  5.3.2.タスク方略
  5.3.3.授業者の役割
6.インタビュー調査による理論の整理
 6.1.Wallaceの文献整理で明らかになったこと
 6.2.インタビューの目的
 6.3.インタビューの概要
 6.4.文献とインタビューから見たWallaceのCritical Reading理論
  6.4.1.Critical Readingの研究動機と経緯、背景理論
  6.4.2.Critical Readingと文字テクストの関係性
  6.4.3.Critical Readingと他の指導理論との関係性
  6.4.4.Critical Readingとタスクとの関連性
 6.5.成果と課題、及び示唆
7.Wallaceの理論と国語科教育
8.第2章のまとめ

第3章 国語科CRの指導理論
1.はじめに
2.国語科CRの目標論
 2.1.Wallaceの「5つの問い」のフレームワーク
 2.2.新しい学習指導要領の方向性
 2.3.PISAの「読解力」の概念
 2.4.国語科CRの目標の措定
3.国語科CRのカリキュラム論
 3.1.国語科CRの指導理論における読解プロセスとフレームワーク
 3.2.国語科CRの指導における段階性
 3.3.国語科CRのカリキュラムの措定
  3.3.1.国語科CRの読解プロセス
  3.3.2.国語科CRのフレームワーク
4.国語科CRの教材論・授業論の方向性
 4.1.国語科CRの教材論の方向性
 4.2.国語科CRの授業論の方向性
5.第3章のまとめ

第4章 国語科CRの観点による教科書教材の検討(小学校)
1.はじめに
2.研究の方法
3.東京書籍版「読み比べ」教材
 3.1.教材の配列と目標の設定、及び学習指導要領との関係性
4.教材・手引きの検討の方法
5.各教材と手引きの分析
 5.1.「ふろしきは、どんな ぬの」(2年・上)
 5.2.「『ほけんだより』を読みくらべよう」(3年・上)
 5.3.「広告と説明書を読みくらべよう」(4年・上)
 5.4.「新聞記事を読み比べよう」(5年)
 5.5.「新聞の投書を読み比べよう」(6年)
6.分析のまとめ
7.教材及び手引きの改編
 7.1.改編の方向性
 7.2.改編教材、手引きの検証
 7.3.調査結果と考察
  7.3.1.第5学年「新聞記事を読み比べよう」の調査と分析・考察
 7.3.1.1.改編した手引き
   7.3.1.2.解答の傾向と分析
   7.3.1.3.担当教諭からのコメント
   7.3.1.4.改編案修正の方向性
 7.3.2.調査の結果から見えた全体的傾向
 7.4.改編した教材・手引きの修正
  7.4.1.改編した手引きの修正(第2学年)
  7.4.2.改編した手引きの修正(第3学年)
  7.4.3.改編した手引きの修正(第4学年)
  7.4.4.改編した手引きの修正(第5学年)
  7.4.5.改編した手引きの修正(第6学年)
8.第4章のまとめ

第5章 国語科CRの観点による教科書教材の検討(中学校)
1.はじめに
2.中学校教材への連接
3.教材・手引きの検討
4.手引き改編の理論構成
5.教材・手引きの改編
 5.1.教材について
 5.2.手引きについて
 5.3.手引きにおける問題の所在
 5.4.手引きの提案
6.他学年の手引き改編
 6.1.「オオカミを見る目」と「『常識』は変化する」(第1学年)
  6.1.1.手引きについて
  6.1.2.手引きにおける問題の所在
  6.1.3.手引きの提案
 6.2.「鰹節-世界に誇る伝統食」と「白川郷-受け継がれる合掌造り」(第2学年)
  6.2.1.手引きについて
  6.2.2.手引きにおける問題の所在
  6.2.3.手引きの提案
7.改編手引きの検証
 7.1.調査の方法と分析
 7.2.第1学年改編手引きの調査-中学生対象
 7.3.授業者のコメント
 7.4.調査結果の考察
 7.5.高等学校における調査
  7.5.1.学習者の選択した設問の傾向
  7.5.2.各設問における解答傾向
  7.5.3.解答傾向の考察
  7.5.4.授業者のコメント
 7.6.改編手引きの修正の方向性―第1学年教材
 7.7.第3学年改編手引きの調査―高校生対象
  7.7.1.調査の方法
  7.7.2.調査の結果A(B高校)
  7.7.3.調査の結果B(C高校)
  7.7.4.解答傾向の考察
  7.7.5.授業者のコメント
8.改編手引きの修正
 8.1.第1学年教材
 8.2.第2学年教材
 8.3.第3学年教材
9.教材文改編への展望
10.第5章のまとめ

第6章 国語科CRの観点による教科書教材の検討(高等学校)
1.はじめに
2.高等学校における学習の手引きの活用度
3.手引きの分析
 3.1.「読み比べ」教材の継承
 3.2.高等学校「国語総合」の概況
 3.3.手引きの分析
  3.3.1.分析の方法
  3.3.2.分析結果
 3.4.学習指導要領との関連性と今後の展望
4.手引きの改編1
 4.1.教材について
  4.1.1.現行の手引きとその問題点
  4.1.2.手引きの改編案
5.改編した手引きの検証
 5.1.各設問に対する反応
 5.2.設問の考察と改善案
6.手引きの改編2
 6.1.教材について
  6.1.1.現行の手引きとその問題点
  6.1.2.手引きの改編案
  6.1.3.改編した手引きの修正
7.第6章のまとめ

第7章 新しい教育状況と国語科CRの可能性
1.はじめに
2.新しい教育状況の検討
 2.1.新学習指導要領にみられる理念
 2.2.新学習指導要領をめぐる学力観
 2.3.全国学力テストの成果と課題
  2.3.1.全国学力テストB問題が及ぼした影響
  2.3.2.全国学力テストB問題の分析
   2.3.2.1.中学校第3学年の問題分析
   2.3.2.2.小学校第6学年の問題分析
   2.3.2.3.全国学力テストB問題の傾向と課題
  2.3.3.全国学力テストの改善の方向性と国語科CR
   2.3.3.1.実社会に関わりのある題材を用いた問題
   2.3.3.2.文学的文章を用いた問題
   2.3.3.3.古典的題材を用いた問題
 2.4.大学入学共通テストに見られる新しい学力観
  2.4.1.記述式問題のモデル問題例の検討
  2.4.2.マークシート式問題のモデル問題例の検討
  2.4.3.大学入学共通テストのモデル問題例から見た国語科CRの可能性
 2.5.国語科に関わる新しい学力測定の動向
  2.5.1.民間による新しいテスト開発
  2.5.2.民間による新しい問題集開発
3.新しい教育状況における国語科CRの可能性
4.第7章のまとめ

終章 研究の成果と課題・今後の展望
1.研究の成果
 1.1.国語科教育における「クリティカルな読み」の先行研究の整理(目的①)
 1.2.内外の先行研究による国語科CRの理論的な土台の構成(目的②)
 1.3.国語科CRの指導理論の構築(目的③)
 1.4.国語科CRの指導理論の実践の場での検証(目的④)
 1.5.新しい教育状況における国語科CRの可能性と展望(目的⑤)
2.研究の課題
3.今後の展望

参考引用文献

資料
1.第2章 資料―Wallaceへのインタビュー記録
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