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古代メソアメリカ周縁史 ――大都市の盛衰と大噴火のはざまで――

著者
市川 彰 
シリーズ
 
助成
2016年度学術振興会助成 
判型
B5 
ページ
233 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2017年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-380-1 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
主として今日のエルサルバドル共和国に位置する諸遺跡を研究対象とし、社会的文明的に遅れた存在いわゆる「周縁」と位置付けられた地域に焦点を当てることにより、古代メソアメリカ文明史の新たな側面を浮き彫りにする。書評
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はじめに
図表目次

序 章 古代メソアメリカ文明研究の動向
 第1節 メソアメリカとその自然環境
 第2節 編年
 第3節 研究動向と現在残されている課題
 第4節 本書の構成

第1章 メソアメリカ周縁史研究の視座 ―周緑からの挑戦―
 第1節 本書の視座と意義
 第2節 メソアメリカ南東部と研究略史
 第3節 チャルチュアパ遺跡と本書における論点

第2章 歴史の運続性 ―チャルチュアパ遺跡編年の再考―
 第1節 チャルチュアパ遺跡建造物群の変遷過程
 第2節 炭素14年代
 第3節 土器編年
 第4節 チャルチュアパの変遷過程の特徴

第3章 噴火災害との対峙 ―イロパンゴ火山噴火をめぐる諸問題―
 第1節 完新世最大規模の噴火「イロパンゴ火山の噴火」
 第2節 噴火の年代
 第3節 噴火のインパクト
 第4節 噴火災害からの復興

第4章 先古典期から古典期への胎動 ―社会変化の画期―
 第1節 物質文化の変化
 第2節 墓からみた社会階層化の過程
 第3節 チャルチュアパにおける社会変化の画期

第5章 周縁と中心が接触する時 ―周縁の主体性と独自性―
 第1節 メソアメリカ南東部における外来要素の出現とその背景
 第2節 人の移動:自然科学的アプローチから
 第3節 「戦い」 の痕跡
 第4節 周縁社会の主体性と独自性

終 章 メソアメリカ周縁社会の特賀
 第1節 連綿とつづく長期の社会活助
 第2節 周縁なるものの戦略
 第3節 今後の課題と展望

おわりに
参考文献
初出一覧
欧文要旨
謝  辞
索  引
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