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大正新教育と〈読むこと〉の指導 ――奥野庄太郎の国語科教育――

著者
秋保惠子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
466 
定価
本体 6000+税 円 
発行日
2015年1月24日 
ISBN
ISBN978-4-86327-282-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
大正新教育期の影響を受けた奥野の理論や実践の軌跡をめぐりつつ、現代の小学校国語科とりわけ読むことに関する教育について考える。
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はしがき
凡  例

  序 論 奥野庄太郎の〈読むこと〉の教育を問う意味
はじめに
1.一訓導、奥野庄太郎
2.奥野庄太郎の言語観・言語教育観の今日的課題

  序 章 奥野庄太郎の〈読むこと〉の教育をめぐる課題と先行研究
第1節  研究の目的と方法―〈読むこと〉の教育をめぐる課題―
 第1項 時代と環境と奥野庄太郎の志向との接点に注目して
 第2項 「読方」教育ではなく、〈読むこと〉の教育の追究
第2節 先行研究
 第1項 奥野庄太郎の著作に関する研究
 第2項 奥野庄太郎の理論や実践に関する研究
 第3項 奥野庄太郎や「聴方科」に言及している研究
 第4項 成城小学校関連の研究
第3節 本書の構成

  第1章 大正新教育と成城小学校
第1節 開校当初の成城小学校における新教育
 第1項 「私立成城小学校創設趣意」に見る創立時の理念
 第2項 背景としての澤柳政太郎
 第3項 小原國芳主事の赴任と成城小学校の展開
第2節 成城小学校の国語科教育の取り組み
 第1項  成城小学校国語科のカリキュラムと『尋常小学国語読本の批評』
 第2項 1924年文部次官通牒と成城小学校の〈読むこと〉の教育
第3節 成城小学校の研究体制

  第2章 奥野庄太郎の人物像
第1節 奥野庄太郎像の輪郭
 第1項 奥野庄太郎の著作の概観
 第2項  研究的学校同人としての自負―『教育問題研究』の編集と澤柳校長の存在―
 第3項 教育ジャーナリズム上の奥野庄太郎
第2節  英米視察の意義―『英米小学教育の実際 附 世界一周旅行』の検討―
 第1項 視察のあらまし
 第2項 英米視察から得た新見解
第3節 奥野庄太郎の児童観と低学年教育
 第1項 知ることは愛すること
 第2項 低学年の指導という新観点
第4節 本章のまとめ

  第3章 奥野庄太郎の聴方教育と言語観
第1節 本章の目的と先行研究
第2節 聴方教育誕生の背景
 第1項 成城小学校の語彙調査
 第2項 言語の構造の理解
第3節 聴方教育の理論の誕生
 第1項 児童の特性―「お噺」好き―
 第2項 児童の発達と言語の構造の接続
第4節 「大きな意味の言語」とは何か―奥野庄太郎の言語観の特徴―
第5節 聴方教育の授業の実際
 第1項 「問答」による内容の獲得
 第2項 文字への接続と語彙(群)形成
 第3項 「聴方」の授業の定型
第6節 聴方教育と話方教育
 第1項 「話す」行為の特徴と意義
 第2項 「心理学」の知見と話方教育の接点
 第3項 話方教育の実際
第7節 本章のまとめ

  第4章 奥野庄太郎における読方教育論の形成過程と「ライフメソツド/生活的読方」―垣内松三のセンテンスメソッドへの批評を手がかりとして―
第1節 本章の目的と先行研究
 第1項  奥野庄太郎による垣内松三のセンテンスメソッド批判に言及している先行研究
 第2項 「ライフメソツド/生活的読方」に関する先行研究
第2節 垣内松三著『国語の力』の概要
 第1項 『国語の力』と国語教育
 第2項 『国語の力』の構成と内容―本書との関連から―
 第3項 垣内松三のセンテンスメソッドと「冬景色」の分析
第3節 奥野庄太郎による垣内松三への「批評」の展開
第4節 垣内松三への賛意と異論
 第1項 「読方」と、「解釈」「批評」の分離
 第2項 センテンスメソッドの解釈
 第3項 「冬景色」の授業分析
第5節 「批評」から見える奥野庄太郎の読方教育
 第1項 「区分」重視の「読方」
 第2項 「読方」の使命
第6節 「読方」の実際と「ライフメソツド/生活的読方」
 第1項 多様な読方教授法と「ライフメソツド/生活的読方」
 第2項 授業の実際とその考察
 第3項 「読書科」の構想
第7節 本章のまとめ

  第5章 奥野庄太郎の「心理的読方」
第1節 本章の目的と先行研究
第2節 「心理的読方」提唱の背景
 第1項 奥野庄太郎が捉えた当時の読方教育の問題点
 第2項 奥野庄太郎の依拠した文献
第3節 「心理的読方」の理論
 第1項 「文学的研究」を等閑にしない
 第2項 「心的過程」と「読方」の接点
 第3項 「アイムーブメント」とは
 第4項 「連想活躍」とは
第4節  「モノサシ」の指導に見る奥野庄太郎の「読方」指導観
 第1項 平田華蔵による「モノサシ」指導法
 第2項 奥野庄太郎による「モノサシ」指導法
 第3項 両者の比較から見える奥野庄太郎の言語指導観
第5節 「心理的読方」の指導の実際
 第1項 アイムーブメントの指導方法
 第2項 「連想活躍」の指導方法
 第3項 「心理的読方」と測定法
第6節 本章のまとめ

  第6章 奥野庄太郎の教材観
第1節 本章の目的と先行研究
 第1項 大正時代の教材観との関連
 第2項 成城小学校の国語科教材との関連
 第3項 大正時代の副読本、補充教材との関連
第2節 『尋常小学国語読本』と補充教材
 第1項 『尋常小学国語読本』と批判の状況
 第2項  「国語読本改善号」(1927)の概要と「補充教材号」(1929)との関連
 第3項  「国語読本改善号」における論点―主幹保科孝一の場合―
 第4項 国定教科書制度の副産物としての補充教材
 第5項 雑纂読本か文学化か
 第6項 補充教材論の多様な視点
第3節 補充教材に見る奥野庄太郎の教材観
 第1項 奥野庄太郎の「教材」に関する論稿
 第2項 「国語読本改善号」における奥野庄太郎の視点
 第3項 「補充教材号」に見る奥野庄太郎の補充教材観
 第4項  奥野庄太郎の補充教材の実際―他の論者との比較から―
第4節 聴方教育の教材としての「お噺」
 第1項 なぜ「お噺」を教材とするのか
 第2項 なぜ児童は「お噺」を好むのか
 第3項 「お噺」の価値――諸説の比較――
 第4項  「お噺」の内容―修身との関係及び「お噺」選択の観点―
第5節 奥野庄太郎の児童読物
第6節 本章のまとめ

  終 章 奥野庄太郎の〈読むこと〉の教育からの問題提起―〈読むこと〉の教育の本質を求めて―
1.語彙教育と国語科教育の問題
2.多様な「読み」の必要性の問題
3.教師の「理論」と「方法」の問題
4.「 奥野庄太郎の〈読むこと〉の教育」が投げかけた、「〈読むこと〉の教育の本質」という問題

引用・参考文献
1.奥野庄太郎の著作
 1 著書
 2 雑誌掲載論文
 3 『教育問題研究』『教育問題研究・全人』誌上の著述・論文・記事
 4 児童用図書
2.奥野庄太郎の著作以外の引用・参考文献

あとがき
索  引
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