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沖縄から考える「伝統的な言語文化」の学び論 

編者
村上呂里・萩野敦子 
シリーズ
 
助成
2013年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
290 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
2014年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-250-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
『おもろさうし』や海にまつわる伝承、組踊、方言詩など多様な学びの提案とともに、国際化時代に「生きる場所としての言葉」をいかに子どもたちに育みうるかを問う。書評
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 序(教育学博士・浜本純逸)

序 章 「伝統的な言語文化」の学び論―沖縄から考える―(村上呂里)
 はじめに――グローバル化と〈伝統〉
 一、「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」の新設をめぐって
 二、先行研究について
 おわりに

第一章 「伝統的な言語文化」と地域
    ―国語教科書の実際と沖縄における学びの可能性(萩野敦子)
 はじめに
 一、学習指導要領(同解説)における「地域」
 二、小学校国語教科書における「地域」
 三、「地域の伝統的な言語文化」教材の提案~いま二〇一〇年代
 おわりに
 【参考】現行小学校国語教科書(三社)の「伝統的な言語文化」教材一覧表

第二章 昔話の学びの創造―「物言う魚」を教材とした学びの提案として―(辻 雄二) はじめに
 一、「物言う魚」
 二、「物言う魚たち」の展開と洪水伝説
 三、「物言う魚」と人魚伝説
 おわりに

第三章 国語科における沖縄古典芸能の教材化の視点と意義
    ―「伝統的な身体文化」と「伝統的な言語文化」―(田場裕規)
 はじめに―沖縄における国語科副読本の検討
 一、問題の所在
 二、「伝統的な身体文化」から「伝統的な言語文化」へ―〈古典芸能〉教材化の視点
 三、沖縄古典芸能の教材化・授業展開例
 おわりに

第四章 伝統と記憶の交差する場所
    ―文学表現にみられる記憶の言葉と伝統文化の力―(大城貞俊)
 はじめに
 一、記憶の言葉の持つ力
 二、「伝統的な言語文化」と地域
 三、〈言葉の力〉の波及力
 四、地域の言語文化を育む学びの試み
 おわりに
 【参考】実践例の紹介

第五章 沖縄の「伝統的な言語文化」の教材化の歴史
    ―『おもろさうし』を中心に―(村上呂里)
 はじめに
 一、『おもろさうし』教材化前史
 二、『おもろさうし』教材化の歴史
 三、オモロ歌謡を学習材とした学びの提案
 おわりに
 【参考】沖縄の「伝統的な言語文化」の教材化前史略年表

終 章 〈根〉から〈普遍〉への道を求めて(村上呂里)

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 人名索引
 事項索引
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