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長州藩教育の源流 ―徂徠学者・山県周南と藩校明倫館― 

著者
牛見真博 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
190 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2013年8月29日 
ISBN
ISBN978-4-86327-223-1 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
萩生徂徠の高弟であり、長州藩校明倫館の二代目学頭である山県周南の功績と長州の教育風土を詳細に分析。書評
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【品切】
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まえがき

序 章 本書の目的

第一章 師・荻生徂徠との邂逅
 一 本章の目的
 二 荻生徂徠への入門と徂徠学
 三 荻生徂徠の教育論
  三-一 士君子育成の重視
  三-二 個性の尊重
  三-三 自学の重視
 四 結び

第二章 山県周南の教育論と明倫館
 一 本章の目的
 二 師説の継承と明倫館教育への反映
  二-一 士君子育成の重視――「民の父母」語を中心に――
  二-二 個性の尊重――「達材成徳」語を中心に――
  二-三 自学の重視
 三 山県周南の教育論の独自性
 四 結び

第三章 山県周南による明倫館の命名
 一 本章の目的
 二 荻生徂徠の孟子観
 三 命名に込められた教育理念
 四 「明倫」語の採用意図
 五 結び

第四章 山県周南と明倫館の蔵書
 一 本章の目的
 二 明倫館創設と山県周南による集書
 三 国書の収集傾向
  三-一 随叢・漢文・詩文の領域に関する集書の特徴
  三-二 徂徠学の詩文観の反映
  三-三 徂徠学の音楽観の反映
  三-四 徂徠学の歴史観の反映
 四 結び

第五章 山県周南と小倉尚斎――学統学派をこえた親交――
 一 本章の目的
 二 文学者としての小倉尚斎
 三 山県周南の詩文にみる親交
 四 学統学派をこえて
 五 結び

第六章 山県周南撰文「長門国明倫館記」――明倫館教育の精神的支柱――
 一 本章の目的
 二 「長門国明倫館記」訳注
 三 解題――撰文の意義について――

第七章 山県周南から吉田松陰へ――幕末長州藩への遺産――
 一 本章の目的
 二 松陰と徂徠学の接点
 三 徂徠学の教育論と松陰
  三-一 個性の尊重について
  三-二 学習形態について
  三-三 英才教育について
 四 山県周南の教育論と松陰 
 五 結び

結 語

附 章 長州の藩学概観
 一 毛利家好学の伝統
 二 藩校明倫館
 三 重建明倫館
 四 支藩の藩校・郷学・私塾
 五 山口明倫館と萩明倫館
 六 結び


あとがき
索  引
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