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戦時司法の諸相 ―翼賛選挙無効判決と司法権の独立―

著者
矢澤久純・清永聡 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
390 
定価
7400 
発行日
2011年7月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-148-7 
Cコード
C3032 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 政治・経済・法律
 
内容
国政選挙で唯一、鹿児島二区の選挙が無効となった戦争末期の翼賛選挙。どのような干渉・妨害があり、なぜ鹿児島二区だけが無効になったのか。五人の大審院判事に迫りながら判決に至る過程、判決後について紹介・検討する。
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 序に代えて……元最高裁判所判事・弁護士  泉 徳治
 はしがき
 文献一覧

     第一部 本論

第一章 はじめに

第二章 時代背景
 第一節 太平洋戦争開始と総選挙
 第二節 選挙結果

第三章 翼賛選挙に対する議会における議員の反応
 第一節 はじめに
 第二節 大河内輝耕
 第三節 水谷長三郎
 第四節 薩摩雄次と笹川良一
 第五節 発言の特徴
 補 論 敗戦後の安藤正純

第四章 鹿児島第二区――冨吉栄二とその周辺――
 第一節 鹿児島第二区の状況
 第二節 霧島市に残されている史料

第五章 他の選挙区の状況と二つの大審院判決
 第一節 長崎第一区
 第二節 福島第二区
 第三節 鹿児島第一区、第三区他

第六章 第三民事部の裁判官
 第一節 はじめに
 第二節 吉田久
  一 吉田久の系譜/二 生まれてから裁判官になるまで/三 戦前の司法官制度/
  四 吉田の日常/五 戦後の吉田――日本自由党憲法改正要綱との関連で――/
  六 最後に
 第三節 第三民事部の陪席裁判官
  一 はじめに/二 松尾實友/三 武富義雄/四 梶田年/五 森田豊次郎

第七章 鹿児島出張訊問

第八章 選挙無効訴訟の進行経過――『斎藤隆夫日記』から――
 第一節 三訴訟の審理経過
 第二節 鹿児島第一区と第三区の判決

第九章 無効判決
 第一節 無効判決の検討
 第二節 吉田の辞職
 第三節 判決原本の数奇的漂泊
  一 移管された判決原本/二 原本に関する論点/
  三 判決原本の発見時期と発見に関する問題
 補 論 尾崎末吉の訪問

第十章 再選挙
 第一節 再選挙の様子
 第二節 冨吉は「勝利」したのか
 補 論 尾崎末吉による追悼演説

第十一章 戦時司法論――『法律新報』を中心として――
 第一節 はじめに
 第二節 前提問題としての『法律新報』の変遷
  一 発刊から太平洋戦争開戦まで/二 開戦後の変化/三 日本法理研究会/
  四 戦争末期/五 戦後と『法律新報』の最後
 第三節 戦前、戦中期の司法省、裁判所幹部らによる発言から見た裁判所
 第四節 翼賛選挙と選挙無効訴訟に関する記事
 第五節 戦争末期の発言から見た裁判所
 第六節 「戦時司法」の結末――最高裁判所発足と追放を受けなかった裁判所幹部――

第十二章 司法権の独立論と無効判決の意義
  一 本書の目的/二 司法権の独立論との関係/三 本判決の意義

     第二部 資料

資料1 大判昭和20年3月1日・鹿児島第二区無効判決
資料2 大判昭和18年10月29日・長崎第一区の判決
資料3 大判昭和18年10月29日・福島第二区の判決
資料4 第21回総選挙結果(全国)
資料5 第21回総選挙結果(鹿児島第二区)
資料6 五回の総選挙での棄権率(鹿児島県および全国)
資料7 鹿児島第二区再選挙結果
資料解題

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