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芸道におけるフロー体験 

著者
迫 俊道 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
192 
定価
2500 
発行日
2010年11月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-123-4 
Cコード
C3011 
ジャンル
哲学・宗教 教育〈保健・体育〉
 
内容
チクセントミハイのフロー理論に関して、芸道における身体教育の段階性、芸道のフロー体験の特質を考察することによって、「フロー体験の深化」のプロセスにある「待つ」という行為を見い出し、新たな「フロー階梯モデル」を構築する。、心が融通無碍に動く精神的境地である、芸道(能、剣術、弓道、神楽)におけるフロー体験、その滞ることのない瑞々しい流れの具体層を紹介する。
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第1章 フロー理論における「フロー体験の深化」 
 第1節 チクセントミハイのフロー研究
   フローという用語について
   楽しさと快楽
   フロー体験を構成する7要素
   フローモデル
 第2節 フロー体験のプロセスにおける行為者の知覚
   苦行におけるフロー
   待つ行為における知覚
 第3節 「フロー体験の深化」のプロセス
   これまでのフロー研究
   「フロー体験の深化」と不安・退屈
   フロー理論における「複雑さ」
   芸道に関する文献および芸道の位置づけ

第2章 芸道における身体教育の「段階性」
 第1節 段階性と非段階性
   生田の考える「段階性」について
 第2節 芸道において潜在化した段階性
   世阿弥の稽古論
   ヘリゲルの弓道の体験
   西郷の神楽のフィールド・ワーク
   模倣の中に潜在化した段階性
 第3節 指導者による新たな段階への橋渡し
   芸道における身体教育の段階性の意義

第3章 芸道におけるフロー体験のパラドクス
 第1節 剣術、弓道、能におけるフロー体験
   剣術におけるフロー体験
   心の置き所
   弓道におけるフロー体験
   ヘリゲルの修行過程
   矢を放つ段階
   正しい精神の現在
   能におけるフロー体験
   目前心後・離見の見
 第2節 「環境に対する支配能力」と「支配感覚の消失」のパラドクス
 第3節 個人の意識における「差異化」と「統合化」の結合
   芸道のフロー体験のプロセスにおける「待つ」行為

第4章 芸道における社会的行為とフロー体験
 第1節 相互作用とフロー体験
   能における課題
 第2節 芸北神楽の概要
   全国の神楽と広島の神楽
   芸北神楽
   面接調査対象の神楽団
 第3節 芸北神楽におけるフロー体験
   舞手・楽人のフロー
   舞手と楽人との相互関係とフロー
   舞手と楽人のフロー感覚
   観客とフロー
   観客のフロー体験
   「待つ」という「社会的行為」

第5章 フロー階梯モデルと芸道におけるフロー体験の特質 
 第1節 芸道における「そっ啄同時」
   弟子と師範の関係
   神楽の稽古の過程
   指導者と団員の関係
   世阿弥の指導観における「社会的行為」
   そっ啄同時
 第2節 「待降的構造」とフロー階梯モデル
   「不要の要」
   「フロー体験の深化」と「待つ」行為
   芸道における「待降的構造」
   フロー階梯モデル
   芸道とフロー階梯モデル
 第3節 芸道におけるフロー体験の特質
   「瑞流」というフロー体験

引用・参考文献
あとがき
索 引
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