「平家納経」、「芸州厳島図会」、明治の版画など厳島神社提供資料をはじめ貴重な写真・図版を多数掲載。
はしがき(抜粋)
宮島学センターでは、教員による研究成果を、人間文化学部国際文化学科の授業科目「地域文化学(宮島学)」に反映させるとともに、地元宮島で年3回の公開講座、県内各地で年1回の公開講演会を開催してきた。また、『宮島学センター年報』等にもその研究成果を公表しているが、大学の刊行物であるため、個人にお分けすることは難しかった。
そこで、平成23年4月に宮島学センター長に就任した松井輝昭教授が、宮島学の書籍化を提案した。宮島学の研究成果を一般の読者にもわかりやすい形でまとめ、世界文化遺産「厳島神社」(宮島)の歴史的・文化的価値について、多くの方々に理解を深めていただくための概説書として刊行しようという計画であった。
本書には7人の教員による9編の論文を収めた。いずれも「地域文化学(宮島学)」の授業や公開講座・公開講演会等で紹介した研究成果の一部である。教員の専攻分野は、日本史だけではなく、日本文学、日本芸能史から中国文学、英文学にも及んでいる。わかりやすい形でという所期の目的を十分に果たしているかどうかは、読者の判断に委ねるしかないが、それぞれの教員が、自らの研究分野と宮島との接点を見出して学問的に「格闘」した成果をぜひお読みいただきたい。 (県立広島大学宮島学センター長 秋山伸隆)
目次




