検索結果一覧

日本古代鉄器生産の考古学的研究 

著者
安間拓巳 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
296 
定価
7,150円 (本体6,500円 )
発行日
2007年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-985-5 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
鍛冶遺構を網羅的に収集・分析、文献史料からの検証と金属学的な化学分析の成果を援用して古代の鉄器生産の実相を把握。鉄・鉄器の流通と鍛冶技術の伝播・専業化を検証。
渓水社で購入する

購入冊数

オンライン書店で購入

この本の目次を見る

はじめに

序 章 古代鉄器生産研究の目的と方法

第一章 鉄器生産研究の展開と課題
 1.弥生・古墳時代における鉄器研究の展開
 2.鍛冶関連遺物研究の展開と課題
 3.弥生・古墳時代における鍛冶遺構研究の展開
 4.鍛冶の復元実験による研究
 5.古代における鍛冶遺構・遺物研究の展開と課題
 6.小結

第二章 古代の鍛冶遺跡と鉄器生産の諸相
 第一節 古代の鍛冶遺跡の類型と特質
 1.古代の鍛冶遺跡研究の意義
 2.鍛冶遺跡の分類
 3.古代における鍛冶遺跡の特徴
 4.小結
 第二節 官営鍛冶工房の様相と官衙における鉄器生産
 1.官営鍛冶工房研究の目的
 2.官営鍛冶工房の様相
 3.官営鍛冶工房の分類
 4.官営鍛冶工房の機能
 5.地方官衙における鉄器生産
 6.小結
 第三節 鍛冶集落遺跡の構造から見た古代の鉄器生産
 1.鍛冶集落遺跡研究の現状と問題点
 2.鍛冶集落遺跡の類型
 3.各類型の特徴と性格
 4.鍛冶専業集落の構造とその特質
 5.集落形態に見る鉄器生産の様相
 6.小結

第三章 古代の鍛冶遺構の構造
 第一節 鍛冶炉の構造と機能
 1.鍛冶遺構研究の現状と問題点
 2.鍛冶炉の基礎的検討
 3.鍛冶炉の分類
 4.鍛冶炉の形態・構造と鍛冶工程
 5.鍛冶炉の変遷
 6.小結
 第二節 板屋型鍛冶炉の諸問題
 1.問題の所在
 2.板屋型鍛冶炉の諸例
 3.板屋型鍛冶炉の構造
 4.板屋型鍛冶炉の問題点
 5.小結
 第三節 鍛冶工房の形態から見た古代の鉄器生産
 1.鍛冶工房研究の視点と意義
 2.鍛冶工房の空間構造
 3.鍛冶工房の分類と性格
 4.鍛冶工房の時期的様相
 5.鍛冶工房から見た古代の鉄器生産
 6.小結

第四章 古代の鍛冶具と鉄器生産技術
 第一節 鍛冶具研究の現状と課題
 1.問題の所在
 2.鉄製鍛冶具の概要
 3.古代・中世の鍛冶具
 4.古代・中世の鉄製鍛冶具の様相と問題点
 5.小結
 第二節 古代の羽口の基礎的検討
 1.羽口研究の目的
 2.古墳時代の羽口の様相
 3.古代の羽口の様相
 4.羽口の形態差と古代の鞴
 5.板屋型羽口について
 6.小結
 第三節 金床石と古代の鍛冶
 1.金床石研究の意義
 2.資料の抽出
 3.金床石の基本的特徴
 4.鉄製金床
 5.金床石に見る古代の鍛冶
 6.小結

第五章 古代における鍛冶技術の伝播と専業化
 第一節 古代における鉄・鉄器の流通と鍛冶の技術
 1.問題の所在
 2.古代における鉄・鉄器の流通
 3.文献史料からみた古代の鉄器製作
 4.遺構・遺物からみた古代の鉄器製作技術の復元と諸問題
 5.小結
 第二節 鍛冶技術の拡散とその様相
 1.問題の所在
 2.鍛冶遺跡・遺構の動向
 3.鉄器の出土状況
 4.鍛冶技術拡散の諸段階とその背景
 5.鍛冶技術拡散の様相
 6.小結
 第三節 古代における鍛冶工人の操業形態
 1.問題の所在
 2.「専業」と「定住」の定義
 3.文献史料に見える鍛冶工人の操業形態
 4.考古学資料から見た鍛冶工人の操業形態
 5.小結

終 章 まとめと展望

補論一 備後北部地域の製鉄鍛冶遺跡――古墳時代後期を中心として――
 1.問題の所在
 2.製鉄・鍛冶遺跡の概要
 3.製鉄・鍛冶遺構の特徴
 4.備後北部における製鉄・鍛冶活動の様相
 5.備後北部地域における鉄・鉄器生産と特質
 6.おわりに

補論二 中国地方の木炭窯
 1.問題の所在
 2.古墳時代後期~古代の木炭窯
 3.長方形石積み型木炭窯
 4.中世および近世以降の木炭窯
 5.中国地方の木炭窯に関する二、三の問題
 6.まとめと展望

おわりに
参考・引用文献一覧
図表出典一覧
戻る