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台湾漢民族のネットワーク構築の原理 ―台湾の都市人類学的研究―

著者
上水流久彦 
シリーズ
 
助成
04年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
248 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2005年1月31日 
ISBN
ISBN978-4-87440-857-5/ISBN4-87440-857-5 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア 労働・福祉・生活
 
内容
急激な都市発展をとげる台湾の中で、新たな環境への瓔譁人の適応における「会」組織の調査・分析を通じ、台湾漢人社会の人間関係の構築・維持の仕組みを論究する。
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序 章 問題の所在
 第一節 調査地にみる瓔譁人の社会的問題
 第二節 漢人社会にみる「会」組織の機能
 第三節 アソシエーションの機能にみる「統合」と「分化」
 第四節 「会」組織の「統合と分化」と漢人の統合原理
 第五節 研究課題と対象組織

第一章 調査としての玉山
 第一節 玉山の人口構成とその形式
 第二節 瓔譁人と新住民

第二章 扶助組織の分析――金銭的互助会
 第一節 調査地の互助会
 第二節 互助会選択の過程
 第三節 「人情」と互助会の人間関係
 第四節 「信用」という成員の選出基準
 第五節 結 語

第三章 血縁組織の分析――劉姓の同姓団体
 第一節 宗親会設立の契機と組織形態
 第二節 劉姓宗親会活動の実態とその限界
 第三節 劉姓大祖堂の成員獲得方法
 第四節 台北市劉姓宗親会の役割
 第五節 結 語

第四章 地縁組織の分析――寺廟管理組織
 第一節 蓮莱寺と地域性
 第二節 蓮莱寺における「瓔譁」の意味
 第三節 活動にみる蓮莱寺の新たな展開
 第四節 幹部成員の選出方法
 第五節 寺廟関与者の構成原理
 第六節 結 語

終 章 都市化に対する瓔譁人の適応
 第一節 異質な者を取り込み同類化する仕組み
 第二節 取り込み同類化した者を差異化する仕組み
 第三節 同類化しつつ差異化する「会」組織


参考文献
あとがき
索  引
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