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学校教育の認識論的転回 

著者
中井孝章 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
294 
定価
本体 2200+税 円 
発行日
2004年7月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-823-0/ISBN4-87440-823-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
学校教育の日常性に焦点をあて、理科・社会科・国語科・外国語・道徳を主題とした授業実践や教育活動に見られる認識のあり方を例示し、根本的な学校教育の変革を論述。
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1「学校知」変革への視座――わざとしての知識――
 1.「学校知」の特徴
 2.「学校知」のパラドックス――アウグスティヌスのパラドックスと「受験知のスキル」――
 3.暗黙知理論に基づく知識観の転換
 4.暗黙知理論に基づく学習観の転換
 5.暗黙知理論に基づく授業実践
  5.1食育における「暗黙知=わざ」/5.2食育における理論と実践

2「自然認識」変革への視座としての「多重概念」――極地方式の科学教育に学ぶ――
 1.素朴理論への視座
 2.経験学習の再評価と仮説的推論
 3.自然認識における仮説的推論――ルール学習の再評価――
  3.1自成的学習とルール学習/3.2常識的モデルと科学的モデル――多重概念という視座――/3.3学習援助のストラテジー――「ドヒャー型」と「じわじわ型」――
 4.日常経験と学校経験を結ぶもの
 〔間奏1〕記号学習における推論的範型の系譜――世界の徴候学的解読――

3「社会認識」変革への視座としての「思考の往復運動」――社会科授業論としての中間項理論に学ぶ――
 1.授業実践のタイポロジー――知識論と思考論の交差――
 2.問題解決的思考の批判的検討
  2.1「受け身の授業実践」の批判的検討/2.2問題解決的思考の批判的検討――反省的思考を超えて――
 3.問題発見的思考の可能性
 4.有田和正の「新しい授業モデル」
 5.問題思考と再思考の展開――中間項理論の射程――
  5.1問題思考と「問いかけ主導型」の授業構成――思考の往復運動(1)――/5.2再思考と「対象受容型」の授業構成――思考の往復運動(2)
 6.問題解決学習から問題思考・学習への転換に向けて

4「文学教育」変革への視座としての「虚構としての文学」――新しい解釈学とマニエリスム文学論に学ぶ――
 1.「虚構としての文学」と文学言語の自律
 2.文学教育における解釈と分析
 3.文学教育における「前理解」とそのタイプ
 4.「持参された前理解」と「先取り的前理解」
 5.文学教育におけるマニエリスムの技法――教材化の技法――
 〔間奏2〕「電脳文学」教育の可能性

5「学校英語」変革への視座としての歴史精神分析――「多元的散開的外国語」の理念に学ぶ――
 1.英語教育変革の動向と「生活英語」の視座
 2.英語に対する日本人の歴史心理の構造――近代日本の精神分析を介して――
  2.1「人工言語」としての「学校英語」――その歴史的意味の検討――/2.2「英会話症候群」における「引き裂かれた自己」/2.3教育的コミュニケーション関係と「国際理解教育」
 3.多元的散開的外国語学習と国際理解教育に向けて

6「学校道徳」変革への視座としての「モラルジレンマ」――「決疑論としての道徳教育」の理念に学ぶ――
 1.「ゴルディオスの結び目」
 2.「学校道徳」という“推量ゲーム”――徳目主義の陥穽――
  2.1徳目主義の思想的背景/2.2「学校道徳」の言語ゲーム
 3.「学校道徳」改革の現在と新しい道徳授業の認識論――モラルジレンマという視座――
  3.1マル道の道徳授業とその認識論/3.2環境プロジェクトの授業とその認識論
 4.功利性原理と最低限の倫理学――稀少性の制約と道徳問題――
 5.功利性原理の効用と道徳教育の革新――社会的ジレンマという思考実験――
  5.1社会的ジレンマの理念と利得構造/5.2教育効果の不均衡と利他主義教育のアポリア/5.3行動結果に基づく人間類型/5.4社会的ジレンマの解決に向けての思考回路
 6.道徳授業の改革の端緒としての「命の授業」
 7.功利性原理に基づく道徳授業と「脳死・臓器移植」問題――思考実験としてのサバイバル・ロッタリー――
  7.1授業戦略としての功利主義擁護/7.2サバイバル・ロッタリーの思考回路と功利主義のパラドックス/7.3パーソン論と免疫学的思考/7.4「脳死・臓器移植」問題の道徳授業の展開
 8.道徳授業改革の視座としてのモラルジレンマ――「学校道徳」を越えて――
  8.1コールバーグの道徳教育の理論と実践/8.2モラルジレンマに基づく授業実践とジレンマくだき/8.3真正のモラルジレンマとしての生命問題――決疑論としての道徳教育論の構築に向けて――
 〔間奏3〕トゥールミンモデルの効用と限界――「脳死」概念の議論分析を中心に――

文献リスト
あとがき
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