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大槻和夫著作集 全九巻 

著者
大槻和夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
総3524 
定価
88,000円 (本体80,000円 )
発行日
2005年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-790-5/ISBN4-87440-790-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
国語教育の理念・歴史・方法・課題に半生をかけて考察した渾身の論考を集成。文学・論説・評論の教材ほか、さらにはドイツ国語教育との比較、平和教育の課題と幅広く論及。
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    ___第一巻 国語教育学への探究道程―その軌跡―___

 著作集刊行に寄せて(広島大学名誉教授・鳴門教育大学名誉教授 野地潤家)
 著作集刊行にあたって

1 国語教育研究の過去・現在・未来 ――広島大学最終講義――

2 大槻和夫著述目録

3 大槻和夫年譜

4 大槻「国語教育学」の輪郭と真髄 ――解題 大槻和夫先生――
  一 総  論(広島大学 山元隆春)
  二 授 業 論(愛媛大学 三浦和尚)
  三 ドイツ国語教育論 ――根源的探求と体系的アプローチ――(大坂教育大学 土山和久)
  四 文学教育論(島根大学 足立悦男)
  五 説明的文章教育論 ――研究と成果――(広島大学 森田信義)
  六 作文教育論(兵庫教育大学 中洌正堯)
  七 言語教育論 ――特に話し言葉を含む――(佐賀大学 白石寿文)
  八 古典文学教育論(鳴門教育大学 世羅博昭)
  九 大学教育・教師教育論(三重大学 藤原和好)
  十 平和教育論および活動(広島市立安佐中学校 杉本麗次)

5 これまでとこれから
  一 子どもに未来への理想を ――十代半ばにして人生をあきらめている子どもたち――
  二 子どもにとって魅力ある授業とは
  三 教師教育研究の課題
  四 教育学部の改組 ――東千田地区を中心に――
  五 言葉の豊かな子が伸びる ――すべての子どもに国語の力を――
  六 宮城教育大学における改革の理念と方法
  七 生徒一人ひとりを生かす授業
  八 「老化の兆候測定」に思う
  九 教育学部の改組 ――沖原豊先生、教育学部長の一年間――
  十 これからの教科教育 ――近未来社会に生きる能力を育てるために――
 十一 学会活動の新たな展開を念じつつ ――理事長就任のご挨拶――
 十二 学会の更なる発展を期待して ――理事長退任のご挨拶――
 十三 学会運営にかかわって ――回想と期待――
 十四 国語科教師における国語教育学の目的と体系
 十五 日本における国語教育の動向
 十六 教科教育学研究パラダイムの検討 ――教科教育学の反省と課題――
 十七 教科教育学の課題と展望
 十八 感謝と期待 ――退官にあたって――

4 大槻和夫先生に学びて
 (浜本純逸・古川和子・築地道江・足立悦男・三浦和尚・西村佳子・
  宮平政知・小桝雅典・松友一雄・林 陽子)

7 紙 風 船 ――明日への希望を求めて――

  あ と が き
  初出一覧


    ___第二巻 国語科授業の課題と創成___

1 国語科教育授業改革の課題
  一 問題の発見 ――何を改革するのか――
  二 「授業の地獄」からの脱出
  三 生き生きとした学習を創り出すために
  四 授業過程改革の基本
  五 主体的・能動的な学習に立ち上がらせるために その一
  六 主体的・能動的な学習に立ち上がらせるために その二
  七 子どもたちの目を醒ます語りかけを
  八 「学習の手引き」に工夫を
  九 関わり合う教室を創り出すために
  十 指導的評価活動の見直し
 十一 指導事項の重点化を
 十二 授業改善のすじみち

2 国語科授業改善の方法
  一 授業改善の出発点 ――問題をとらえる――
  二 授業の成立をめざして
  三 「おもしろくない授業」を「おもしろい授業」へ
  四 「学習のてびき」の工夫を中心とした授業改善
  五 学習者相互のかかわりあいの組織化を
  六 個人的、集団的な授業改善の進め方

3 「わかる授業」をどうつくるか
  一 「わかる授業」 ――その基本――
  二 教材研究について
  三 発問について
  四 学習集団の指導
  五 教師の話し方
  六 教育評価について
  七 条件整備を求めて

4 国語科授業の検討
  一 子どもの読みがどう変わったか
      ――梶矢文昭先生「とびこめ」(四年)の授業について――
  二 単元構成の原理を考える
      ――竹之内裕章先生の授業について――
  三 指導的評価のあり方を探る
      ――西英喜先生「かわいそうなぞう」(二年)の授業について――
  四 言語に着目した読みの指導を発展させるために
      ――石田秀孝先生「最後の授業」(六年)の授業について――
  五 読み深めの過程を考える
      ――西英喜先生「とびこめ」(四年)の授業について――
  六 学習者とともに創る授業
      ――荻原輝久先生「ちからたろう」(二年)の授業について――
  七 何に関わらせるか
      ――平田健三先生「石うすの歌」(六年)の授業について――
  八 対話としての読み
      ――平田健三先生「重さのない世界」(六年)の授業について――
  九 説明文教材の読みの指導 提案の意義と課題
      ――西英喜先生「記号のなぞ解き」(自作教材・六年)の授業――
  十 説明文の授業について
      ――平田健三先生「合図としるし」(三年)の授業から――
 十一 説明文指導の創意・工夫
      ――石田秀孝先生「どうぶつのあかちゃん」(一年)の授業について――
 十二 何をどのように読み取らせるか
      ――石田秀孝先生の授業について――
 十三 「何を読みとらせるのか」を求めて
      ――平田健三先生「生きている土」(六年)の授業について――
 十四 学習課題を深くとらえて
      ――石田秀孝先生「ヒロシマのうた」(六年)の授業について――
 十五 文学の授業における共体験の成立と意味づけ
      ――平田健三先生「アレクサンダとぜんまいねずみ」(二年)の授業について――
 十六 子どもの読みを生かす授業の工夫
      ――石田秀孝先生「アレクサンダとぜんまいねずみ」(二年)の授業について――
 十七 主体的な学習活動をつくりだし、「読み方」を身につけさせるために
      ――吉岡克弥先生「わらぐつの中の神様」(五年)の授業について――
 十八 何のために、何を、どうイメージ化させるか
      ――神野正喜先生「きりかぶの赤ちゃん」(一年)の授業について――
 十九 語り方(文体)をふまえた読みの指導
      ――本家太先生「大造じいさんとガン」(五年)の授業について――
 二十 反復・対比の構造をふまえた読みの試み
      ――吉岡克弥先生「きりかぶの赤ちゃん」(一年)の授業について――
 二十一 「意味づけ・価値づけ」の読みの授業への提案
      ――吉岡克弥先生「おにたのぼうし」(三年)の授業について――
 二十二 説明文の読みにおける表象化
      ――河野順子先生「どうぶつのあかちゃん」(一年)の授業について――
 二十三 対決(批判)読みの授業を発展させるために
      ――原正寛先生「一秒が一年をこわす」(五年)の授業について――
 二十四 「だれにでも作文は書ける」を実感させる工夫
      ――神野正喜先生「せかいにたった一つのアルバムを作ろう」(一年)の授業について――

5 国語科授業研究の視点と方法

  あ と が き
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    ___第三巻 国語科授業の創成に培う(一)___

1 国語科授業の創成を求めて その一
  一 読書指導と教科学習指導との関連
  二 国語科教育研究の構想 ――課題と方法――
  三 「学習集団の組織化」論の基本的前提について
  四 探究・表現する学習内容の開発 ――その教授学的国語教育学的試論――
  五 探究・表現する学習の成立条件 ――授業展開の面について――
  六 学習集団づくりと学習内容 ――真の学習の成立をめざして――
  七 「集団的学習」から「学習集団の形成」へ ――教師の指導性について――
  八 授業の組織化と発問 ――武田常夫氏の実践に学ぶ――
  九 教育内容の創造 ――どう発想するか――
  十 集団を必要とする授業 ――坂本泰造氏の実践に学ぶ――
 十一 教材研究から授業設計への条件 ――文学教材の場合――
 十二 学習集団の形成と言語活動の指導
 十三 「励まし合いの教育」をつくり出すために ――授業を中心に――
 十四 発達論の視点からの教育の見直し ――教育の再生を求めて――
 十五 ひとりひとりを生かす授業の基礎 ――読みの指導の場合――
 十六 個に応じる教材化の工夫
 十七 「自己学習力」と個性の伸張 ――内発的動機づけの問題を中心に――
 十八 物語文の系統的読み方指導 ――読者への働きかけの装置に着目して――
 十九 「苦役」から「喜び」へ ――授業改善の方向を考える――
 二十 個が生きる教育の今後の課題
 二十一 学びの転換
 
2 国語科授業の創成を求めて その二
  一 一次感想発表はなぜ必要か ――授業研究にもとづく一つの試論――
  二 説明的文章の教材論
  三 文学作品の読みとりの本質をふまえて
  四 知識の媒介・確信の形成・諸能力の発達の統一と系統化を
  五 国語科の本質をふまえた実践研究を
  六 読みを生かす授業の条件
  七 「よい授業の条件」とは何か ――授業の二側面をふまえて――
  八 目標構造からみた「国語に対する関心・態度」
  九 主体的な学習活動を成立させる授業を ――到達目標と学習目標の関連を考える――
  十 学習者の内面に対立・矛盾を生み出す授業 ――そのためのいくつかの視点と方法――
 十一 国語学力論の方向と実践課題
 十二 ヤマ場を創出するための三つの条件 ――「授業の成立」をめざして――
 十三 基礎学力の研究動向
 十四 認識能力を育てる指導をこそ ――「情報読み」の授業――
 十五 形式的言語操作主義からの脱却を
 十六 学習者の読みの予測に立った教材研究
 十七 読者論を導入した授業の具現化をめざして
 十八 自問自答としての読み ――説明文指導をどう改善するか――
 十九 基礎学力論争から学ぶ
 二十 国分・石田論争を正当に位置づけよ ――「言語教育と文学教育」論争が国語教育に示唆するもの――
 二十一 教科書教材の活用と欠落の補充を ――認識力と表現力がどう結びつけられているか――
 二十二 コミュニケーション技術 ――気になる「実践用語」を解明する――
 二十三 国語科指導過程論 ――解説――
 二十四 戦後の「国語単元学習」の問題点と授業への示唆
 二十五 基礎学力擁護論
 二十六 国語科の構造と「内容」の再編
 二十七 先行実践・研究との関わりを明確に

  あ と が き
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    ___第四巻 国語科授業の創成に培う(二)___

3 国語科授業の創成を求めて その三
  一 国語の基礎能力と授業構造
  二 考えさせる授業と学習集団の問題
  三 小国=わかる授業と教材精選の視点
  四 国語科授業の創造のために
  五 言語教育の今日的課題 ――シンポジウム提案――
  六 国語の授業蘇生へのみち ――「荒れない」部分への着目を――
  七 基調提案 ――子どものゆがみ・くずれに取り組む国語教育――
  八 根底からの国語教育の問い直しを
  九 授業の成立をめざして
  十 確かで豊かな国語力の育成
      ――シンポジウム提案 活動主義的国語科授業の問題点とその克服――
 十一 国語の授業を魅力あるものに
 十二 言語コミュニケーションの力と授業 ――シンポジウム提案――
 十三 学習者が意欲的に取り組む国語教室の創造 ――国語科教育改革の実践的課題――
 十四 中学・高校における言語指導の課題 ――シンポジウム提案――
 十五 「ことばを育て、心を育てる」国語教育を ――今後の課題――
 十六 文学作品の読みの授業における「感動」と「意味づけ」
      ――高等学校のお二人の報告を聞いて考えたこと――
 十七 個と集団の弁証法的、力動的関係の展開を ――シンポジウム提案――
 十八 「明日へつながる授業」をつくるために ――シンポジウム提案――
 十九 学ぶ喜びを生み出す国語教室 ――シンポジウム提案――
 二十 「関わり合う力」を育てる ――シンポジウム提案――
 二十一 言葉と事実
 二十二 音声言語の指導 ――今、何が重要か――
 二十三 「学び」の成立 ――藤森裕治氏の実践から学ぶ――

4 国語科授業の創成を求めて その四
  一 授業分析 授業展開の一般方式にしばられるな
      ――国語科指導過程の研究/「最後の授業」の学習――
  二 『国語科の授業研究』No.6~8
  三 現代課題に対処する視点からの研究を
      ――教材研究・教材解釈/どこに問題があるか――
  四 授業研究の基本的な問題について ――授業研究の方法論――
  五 板書・ノートの方法と研究課題 ――可能性を引き出す授業技術の分析――
  六 みる側にたっての改善を ――通信簿のどこを改善すべきか――
  七 国語科における授業研究の方法
  八 授業における主権者の形成
  九 わかる授業 ――その基本――
  十 わかる授業と教育内容の精選
 十一 書評『よい授業の条件』(現代授業論双書・1、井上弘著、明治図書刊)
 十二 国語科授業と学習リーダーの問題
 十三 「情報化社会」適応の国語能力観 ――新指導要領の能力・学力観の検討――
 十四 子どもの変容を書く ――実践記録に何を望むか――
 十五 達成基準を明確化した国語科授業の改善
 十六 基礎学力のとらえ方とその形成 ――単元学習の何を生かすか――
 十七 教科書攻撃の意味するもの
 十八 構想論(西郷文芸学の検討) ――認識・伝達・創造論として――
 十九 人間として、人間らしく ――文学作品をとおして子どもに今、何を教えるか――
 二十 文学作品の特殊性をふまえた読みを ――司会者としての感想――
 二十一 戦後の学力論争からみた新指導要録の学力観
 二十二 通知表の目的に合致した方向への改善を ――相対評価の功罪――
 二十三 「問題解決学習」の今後の課題 ――実践提案を読んでの感想――
 二十四 「評価基準」をみる二つの立場 ――なる場合、ならない場合――
 二十五 国語科教育改革の理念としての「新学力観」の検討
      ――若干の疑問点・問題点を中心に――
 二十六 教育観全体のなかで「支援」観を検討する
      ――『小学校 国語 指導資料』を中心に――
 二十七 昭和五十二年版学習指導要領の問題点
 二十八 国語科教育の改善をめざして「教科内容」を考える
 二十九 「人間認識の力を育てる」文芸教育論の学力論的体系とその意義
 三十  文学の授業では何を教えるのか ――西郷提案の教授学的意義――
 三十一 「総合単元学習」を発展させるための具体的課題
 三十二 教育課程全体のなかに位置づけた改善を
      ――二十一世紀にふさわしい学習指導要領「国語」とは――
 三十三 段落分け指導・人物の気持ちの読み取りの問題点とその改善

  あ と が き
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    ___第五巻 国語科授業の創成に培う(三)___

5 国語科授業の創成を求めて その五
  一 「能力・発達と評価」研究を全教師のものにするために ――問題提起――
  二 国語科授業の成立・展開
  三 国語教育の立場から ――教育課程改訂への提言――
  四 発言しない子と学習集団づくり
  五 発問の工夫
  六 到達目標の設定と評価法改善の意義
  七 国語科教育の課題 ――学力問題――
  八 「ゆとりの時間」の民主的計画・実践のための視点、原則
  九 国語科授業の成立と展開
  十 教科構造論 ――国語科の構造――
 十一 国語科の授業構成と授業観察
 十二 授業の指導と知的発達
 十三 学力論と国語科教育
 十四 言語事項の指導内容論
 十五 教材研究
 十六 なぜ今、学力を問題にするのか
 十七 国語教育と学習集団
 十八 国語科の授業改善
 十九 国語能力形成と教科
 二十 戦後の研究と実践を踏まえた改訂を ――教育課程審議会「中間まとめ」に――
 二十一 近代教育史の中で芦田実践をとらえたい
 二十二 高等学校教科課程の改善について ――国語科――
 二十三 国語科における学力保障 その一

6 国語科授業の創成を求めて その六
  一 教育課程(国語科)改訂のポイントと問題点
  二 国語科における学力保障 その二
  三 国語科の仕事
  四 国語科教育のあゆみ
  五 国語科教育の課題
  六 国語科の課題 ――二十一世紀に向けて――
  七 国語の学力と単元学習
  八 国語科の指導内容をどう精選するか
  九 「新学力観」にもとづく学習指導
  十 キーワードでみる国語科実践研究の最前線 ――「関心・意欲・態度」の評価――
 十一 戦後高校国語教育の歩みとこれからの課題
 十二 転換期における国語学力論の課題
 十三 国語科の目標と内容
 十四 『国語教室の機微と創造』(古田拡著、明治図書、一九七〇年)
       ――国語教育基本文献解題――
 十五 古田拡先生の国語教育論
 十六 国語教育個体史研究の意義 ――国語教育実践・研究の確かな拠点の構築――
 十七 「教科内容厳選」の検討と実践の課題 ――小学校「国語」の場合――
 十八 教育課程における自治活動の位置づけと指導内容
 十九 新学習指導要領をどう受けとめるか ――理解の観点と検討の課題――
 二十  音声言語による思考と説明の在り方
 二十一 国語科と総合学習の区別と関連
 二十二 これからの教科教育学研究の課題
 二十三 学びの共同体としての学校の再生と教育課程再編の課題
 二十四 これからの国語科教育
 二十五 子どもの「学び」を見抜き価値づけ方向づける評価力を
       ――到達目標と達成度を授業でどう実現するか――
 二十六 国語教育者への道

  あ と が き
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    ___第六巻 文学・古典文学の授業___

1 文学の授業を求めて
  一 授業の効率と組織化の検証 ――「最後の授業」(小学校六年)――
  二 「くもの糸」(芥川龍之介) ――八幡中学校一年国語の分析――
  三 教材の扱い方と実践授業の展開 ――「馬盗人」(『今昔物語集』)――
  四 教材解釈力の訓練 ――文学の授業の場合――
  五 「故郷」(魯迅)取り扱い上の二、三の問題
  六 表現・理解の関連指導のあり方 ――なにを軸にすえるか――
  七 教材研究と指導 ――「ネギを植えた人」(金素雲)――
  八 「文学の方法」に即し、学習者の読みを予測して ――文学の教材研究――
  九 文学教育の充実・発展をめざして ――国語教育改革会議に参加して――
  十 子どもの読書生活 ――その方法――
 十一 文学の授業 ――「わらぐつの中の神様」(杉みき子)――
 十二 文学の授業提案に対する二、三の私見
 十三 「現代文」の学習指導

2 文学・古典文学の授業を求めて
  一 生き生きとした古典の学習を求めて(講演記録)
  二 古典の授業を魅力あるものに ――古典教育の課題――
  三 万葉の旅から その一
  四 万葉の旅から その二
  五 文学の教材研究 ――「まどさんのうた」(阪田寛夫)――
  六 文学作品の読みの過程とその指導
  七 音読・朗読による文学作品の読み深めの指導
  八 文学教材を表現教材として生かす
      ――思考力・表現力を育てるための「文学教材」の授業 ここを改善したい――
  九 西郷文芸学とそれに基づく文芸の授業の今日的意義
  十 「野火」(大岡昇平)の教材化、教材価値
 十一 国語科教育とことば・文学の学び
 十二 「文学教育」再構築の可能性
 十三 「荒れる子」の背景と授業改革の課題 ――教育方法学の立場から――
 十四 読者への働きかけの装置と予想される読者の反応
      ――「わすれられないおくりもの」(スーザン・バーレイ)の教材分析――
 十五 作品研究を教材研究に生かす ――小林論文から学んだこと――
 十六 体系的な文学教育 ――ドイツ民主共和国の国語教育(1)――
 十七  長編小説の取り扱い ――ドイツ民主共和国の国語教育(2)――
 十八 古典を学ぶ ――「古典を読む会」から――

  あ と が き
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    ___第七巻 説明・論説・評論・作文の授業___

1 説明・論説・評論の授業を求めて
  一 説明文教材の性格・分析と指導方法
  二 低学年教材「さけが大きくなるまで」(教育出版・二年下)
  三 論説・評論の指導と教材分析
  四 説明的文章の授業の現状と問題点
  五 説明的文章の読みの指導研究三点
  六 教師の指導性の確立を ――説明文の授業改善をめざして――

2 作文の指導・授業を求めて
  一 なぜ書かせるのか ――技術主義の克服――
  二 作文意欲を育てる基本
  三 「ほめて育てる」ための基本
  四 作文指導の現状と課題
  五 作文の授業
  六 調査活動から情報発信へ
  七 論理的作文の指導のポイントは何か
  八 国民学校時代の綴り方教育 ――昭和前期――
  九 体系的系統的な作文指導 ――ドイツ民主共和国――
  十 示唆に富む議論文指導 ――ドイツ民主共和国――
 十一 ドイツ民主共和国(東独)の作文教育 その一
 十二 ドイツ民主共和国(東独)の作文教育 その二
 十三 文章表現の年輪

  あ と が き
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    ___第八巻 ドイツ国語教育の考究___

1 ドイツ国語教育移入史の考察
  一 保科孝一氏のドイツ国語教育摂取の態度 ――日独国語教育交渉史研究(中間報告)――
  二 ディルタイ解釈学移入史の予備的考察 その一 ――「解釈学の成立」を中心に――
  三 ディルタイ解釈学移入史の予備的考察 その二 ――「歴史的理性批判」を中心に――
  四 ディルタイ解釈学の摂取について ――勝部謙造博士の場合――

2 近代ドイツ国語教育の成立
  一 近代ドイツ国語教育の成立・展開に関する一考察 ――ギムナジウムの教則を中心に――
  二 近代ドイツ国語教育論の一源流 ――ヒルデブラントの国語教育論――
  三 マティアスの『ドイツ語教授史』について ――ドイツ国語教育史研究――
  四 ヒルデブラントについての一考察 ――東独におけるその評価――
  五 ラースの国語教育論 ――近代ドイツ国語教育史研究――
  六 十九世紀末のドイツの作文教育論 ――中等学校作文教育を中心に――
  七 十九世紀末のドイツの読み方教育論 ――中等学校読み方教育を中心に――
  八 十九世紀ドイツにおける文法教育論の展開 ――中等学校文法教育論を中心に――
  九 十九世紀ドイツの国語教育 ――古ドイツ語の教授――
  十 ドイツにおける小学読本の歴史的展開
 十一 一九七〇年代以降のドイツにおける国語教育改革 ――プロジェクト法的ブロック授業を中心に――

3 ドイツ民主共和国の国語教育
  一 『補習教育要項』
  二 文学の授業の原理
  三 文学教育の独自性
  四 文学教育における陶冶と訓育の目標
  五  文学教育の目標と課題
  六 文学教育カリキュラムの構造
  七 「寓話」の取り扱い
  八 「メルヘン」の取り扱い
  九 シュトルム「白馬の騎者」の取り扱い
  十 詩 教 育
 十一 文学教育改革の動向
 十二 外国文学の取り扱い
 十三 国語学力の発達の問題
 十四 言語教育の目標と課題
 十五 言語教育における「コミュニケーションの原理」
 十六 表現指導
 十七 文法指導
 十八 語彙指導
 十九 正書法の指導
 二十 議論文作文の指導
 二十一 読み方の指導
 二十二 言語教育課程の改革
 二十三 言語教育改革の事例
 二十四 ドイツの方言指導

  あ と が き
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    ___第九巻 平和教育への宿願___

1 文学教育と平和教育 その一
  一 戦争児童文学による平和教育を進めるために
  二 基地の中の沖縄 ――沖縄返還とはなんであったか――
  三 平和教育の視点にたつ文学教育 ――国語科のカリキュラム試案をめぐって――
  四 家庭や子どもの状況と平和教育
  五 〝状況と人間〟を読みとらせることのたいせつさ ――作品「雲」の教材解釈をめぐって――
  六 文学教育と平和教育 ――なぜ戦争児童文学を読ませるのか――

2 広島における平和教育 ――歩みと課題――
  一 《座談会》教育基本法と広島の教育の歩み
  二 原爆と広島大学〈平和教育関係〉
  三 広島における平和教育の歩みと今日の課題
  四 いまこそ平和教育の全国化・世界化を ――NGO被爆問題国際シンポジウム参加記――
  五 戦争をどう教えるか
  六 家庭・学校の平和教育と子どもの核意識
  七 平和教育関係文献紹介
  八 子どもと教育 ――子どもの権利保障確立の第一歩として――
  九 どこがおかしいのか ――平和と民主主義のとらえかえしを――

3 文学教育と平和教育 その二
  一 原爆児童文学紹介 ――中・長編を中心に――
  二 『原爆詩集』(峠 三吉) ――民族の怒りと未来への警告――
  三 文学教育と平和教育
  四 文学教育がひらくもの 状況認識の力を ――平和教育の視点から――
  五 核未来戦争に関する本(図書紹介)
  六 読書によって子どもの平和への認識をどう育てるか
  七 平和の問題を考える力を育てよう
  八 国語科教育と人権・平和の教育

4 読み方・文学教育と平和教育
  一 私の本棚『ひろしま―年戦争と広島(試案)』
  二 私の本棚『現代民話考』第二期 1 銃後 ほか
  三 私の本棚『風が吹くとき』ほか
  四 私の本棚『石棺 チェルノブイリの黙示録』ほか
  五 私の本棚『戦争―血と涙で綴った証言(上・下)』ほか
  六 私の本棚『ぼくたちの軍隊―武装した日本を考える―』ほか
  七 読み方・文学教育と平和教育の課題
  八 国語・文学教育と平和教育
  九 子どもたちの学力を豊かに育てるために ――教課審「中間まとめ」をどう読むか――

  あ と が き
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