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高等学校作文教育の創成 

著者
堀江マサ子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
476 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2000年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-617-5/ISBN4-87440-617-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
実際に使用した予習・学習プリントや生徒の作文、ディベートなどをふんだんに盛り込み、1~3年次の体系的指導実践上の創意工夫を報告。『実際』『探究』に続く第3弾。
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まえがき (広島大学名誉教授 鳴門教育大学名誉教授 野地潤家)
序章 高校国語科指導への取り組み――高1~高3の年間指導計画を中心に――
はじめに
1 一年時における年間指導計画表
2 二年時における年間指導計画表
3 三年時における年間指導計画表
1 1年時の高校作文教育指導実践上の工夫
1 予習プリント活用による古典作品をイメージ化、内存化させる工夫――入門期「児のそら寝(宇治拾遺物語)」「かぐや姫のおひたち(竹取物語)」の場合――
2 音声言語活動を活かした工夫――特に現代文「羅生門(芥川龍之介)」のディベートと古典の音読の工夫を通して――
【関連実践例その1】教材のまとめの段階における音声言語活動の活用
【関連実践例その2】平成八年一学期のディベートの概要
 ①小説「蠅(横光利一)」の読みの後のディベート 論題「人生は偶然によって変わる。」
 ②小説「舞姫(森鴎外)」の読みの後のディベート 論題「太田豊太郎の生き方は是である。」
3 具体例の重要さを自覚させる工夫――漢文「宋有狙公」「刻船求剣」「漁父之利」の具体例の的確さへの納得から――
4 文章スタイルを気づかせる工夫――現代文、評論「水の東西(山崎正和)」「河童の血筋(中野孝次)」・古文、歌物語の文体に着目して――
5 ミニ小論文を書かせる工夫――現代文「城の崎にて」・古文「土佐日記」・漢文「何前倨而後恭也『史記』「不入虎穴、不得虎子『後漢書』」「死諸葛走生仲達『資治通鑑』」の場合――
2 二年時の高校作文教育指導実践上の工夫
1 イメージを膨らませて作文させる工夫――漢文の故事・寓話の世界を物語りに――
2 グループ学習を活用した作文の工夫――「山月記(中島敦)」の実践から――
3 生徒各自の読みの確立目指した小論文作成――現代文「こころ」古文「万葉集・古今集・新古今集」を使って――
4 総合的見方を育てる作文の工夫――古文「更級日記」「蜻蛉日記」「紫式部日記」「大鏡」の合わせ読みから――
5 ものの見方・考え方を漢文の中から探らせる作文の工夫――陶潜「責子」「桃花源記」、韓愈「雑説」、屈原「漁父辞」の比較から――
3 三年時の高校作文教育指導実践上の工夫
1 小説を自分のものとさせて書かせた作文の工夫――「舞姫(森鴎外)」の実践から――
2 一つのテーマを多角的視点から捉えることを試みた作文の工夫――「旅ついて(三木清)」「時間の科学(村上陽一郎)」「人間の時間(中村雄二郎)」の実践から――
3 インタビューを取り入れて自分のものとさせてから作文させる工夫――「無常ということ(小林秀雄)」の実践から――
4 古典講読「源氏物語」における作文の工夫――「桐壺」「若紫」「薄雲」「若菜上」「柏木」「御法」「浮舟」の巻きの実践から――
5 古典講読「史記」の人物論を欠かせる工夫――「完璧帰趙」「べん池之会」「刎頸之交」「 軻入奏」の実践から
終章 単元ごとに作文を書かせる指導を終えて
1 三年の最後の授業「国語と私」の作文より
2 実践を通して気づいたこと
3 三年生最後の授業での私のメッセージから
あとがき
発表・論文
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