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川と人間 吉野川流域史

著者
東  潮 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
360 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1998年8月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-509-3/ISBN4-87440-509-6 
Cコード
C1021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
旧石器時代から近現代にいたる吉野川流域の人間と自然のかかわりを歴史学、歴史地理学、民俗学、考古学、生物学の面からとらえる。平成10年度四国地区大学放送公開講座テキスト。
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はしがき
序章 吉野川の河川環境と流域史
河川の自然環境と開発史・四国の河川環境・吉野川流域の地形環境・吉野川の利水と治水
一 吉野川流域の自然と歴史概観―石と人間のかかわり――
旧石器人と石器・縄文と石器・弥生人と石器
コラム1 吉野川流域を掘る
二 人間活動と自然環境の変遷
生物的自然環境と人間・植生・四国の植生
三 稲作のはじまり――吉野川下流を中心に――
縄文から弥生・縄文時代晩期の文化・吉野川下流域の縄文時代後晩期弥生時代がはじまったころ・吉野川下流域の弥生時代前期・弥生文化伝播の時期と前期社会の特色・イヌとのつきあい・戦いのはじまり
阿波の銅鐸と朱
弥生人の宗教観・銅鐸の変遷と分布・銅鐸に描かれた農耕神話・地中への埋納と終焉・朱とはなにか・日本列島における朱の使用・四国東部における弥生時代の朱・まとめ
コラム2 若杉遺蹟における辰砂の採掘
五 前方後円墳の誕生
はじめに・弥生墳丘墓と前方後円墳・讃岐型前方後円墳の支配する世界・使譯通じる所三十くに・堅穴式石槨(室)の提供・極少規模の前方後円墳が営まれる世界・宮谷古墳の登場と讃岐潟前方後円墳の衰退
六 古墳群の形成と地域政権
はじめに・古墳群展開の諸段階・古墳展開の諸段階と地域首長権・徳島の古墳の特質――古墳時代中期――四国における古墳分布と徳島・まとめ
七 巨石墳の出現――六・七世紀の阿波――
巨石墳の発掘――大里二号墳――・阿波の横穴式石室の構築法・横穴式石室墳をめぐる諸問題
コラム3 吉野川流域における横穴式石室の変遷
八 川と古代地方豪族――阿波国造碑と栗凡直氏――
阿波国造碑について――弟臣・麻呂・救夫――・「クニ」と凡直国造・令制國栗の成立・八世紀の阿波
コラム4 徳島市観音寺遺跡の調査成果
九 信仰に見る中世の世界
はじめに・板碑の立つ風景・くらしのなかの呪術・霊山信仰の諸相・山伏と中世社会
十 阿波藩における走り百姓について
はじめに・阿波入国と走り百姓対策・おわりに
十一 江戸時代の城下町を発掘で探る――近世都市徳島の考古学的研究――
はじめに・近世都市徳島城下町の形成・城下町の発掘調査――常三島――・おわりに
十二 絵図にみる吉野川
絵図と河川・国絵図にみる吉野川・地誌図としての河川絵図・治水絵図としての河川絵図・その他の河川絵図
十三 川と民俗――吉野川流域を中心として――
はじめに・川と水神信仰・川戸年中行事・川と水運と信仰・川をさまよう神々・雨乞いと流域の文化・おわりに
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