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近世瀬戸内農村の研究 

著者
有元正雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
510 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1988年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-183-5/ISBN4-87440-183-X 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
畿内につぐ先進地瀬戸内農村の歴史的特質を、村落の形成・支配の推移・商品生産と流通・農民層の分解と地主制の形成・豪農文化の成立・近代産業の成立の観点から。
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はしがき
芸備両国における慶長検地と貢租制 (土井 作治)
はじめに
一 毛利氏の慶長検地と貢租制
二 福島検地と石高制
三 貢租制と小農自立策
近世前期の村落と役家――備中国浅口郡乙嶋村の事例―― (原田 誠司)
はじめに
一 乙嶋村の概況
 「本役」の政治的性格
三 「本役」・「内子」・「下人」の実態
むすび
宝暦・明和期における備中農村の動向――松山領下道郡山田村を中心に―― (上原 兼善)
はじめに
一 宝暦期の山田村
二 備中騒動
むすび
近世後期阿波における「諸割賦」をめぐって (高橋 啓)
はじめに
一 村方諸割賦について
二 郡中諸割賦とその周辺
三 諸割賦の負担と農民生活
近世後期東播五郡惣代床屋集会の性格 (谷山 正道)
はじめに
一 加古川筋の社会経済情勢――一九世紀前半――
二 東播五郡惣代床屋集会(活動)の展開
むすびにかえて――残された課題――
讃岐高松播領坂出村と商品生産 (木原 溥幸)
はじめに
一 砂糖生産の発展
二 坂出塩田の築造
おわりに
幕末・明治前期讃岐在来糖業の動向とその特質 (岡 俊二)
一 問題の所在と本稿の課題
二 分析対象の概観
三 幕末~明治期讃岐糖業の動向と特質
四 大山家製糖業の推移
五 明治前期讃岐糖業の収益性の再検討
六 初製糖生産の技術的特質と労賃水準
七 初製糖生産における労働慣行
八 結論
長州播撫育方と妻崎新開作 (小川 国治)
はじめに
一 中野・妻崎開作と撫育方
二 妻崎新開作と石炭
結語にかえて
醤油醸造業における生産と労働――幕末・明治期の瀬戸内東部地域を中心に―― (中山 正太郎)
はじめに
一 生産形態
二 醤油醸造家の経営収支
三 生産工程と精製
四 低賃金労働と労働請負制
まとめ
幕末期農業生産力と地主富農の経営動向――備後国深津郡市村土屋家を中心として―― (濱田 敏彦)
はじめに
一 対象地域の概況と土屋家
二 幕末期土屋家の手作地経営
三 幕末期土屋家の全体経営動向
おわりに
近世後期における商人地主の存在形態――備後府中・延藤家の事例―― (中山 富広)
はじめに
一 土地集積の過程と特質
二 小作料収取の形態
三 地主経営の推移
おわりに
地主制形成期の諸問題 (有元 正雄)――備後南部を中心として――
はじめに
一 商品生産の発展
二 富農・豪農の成立
三 生産力上昇とその基盤
四 農民層の分解
五 地主制の形成
むすびにかえて
播磨における尊王思想家の存在形態 (柴田 一)――林田藩儒河野鉄兜の場合――
はじめに
一 鉄兜論の検討
二 鉄兜の思想展開
結語
あとがき
執筆者紹介
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