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高校生と辿る 自分史づくりの栞 ~実践講座読本~
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- 松金 進
- A5
- 212
- 1,870円 (本体1,700円 )
- 2024年12月5日
- ISBN978-4-86327-657-4
- C1081
- 国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
- 人の存在が疎かにされそうな今だからこそ自分にこだわってみましょう。変動が激しく、不確かで複雑かつ曖昧な今の世の中にあっては、案外普通に生きる、平凡に生きるということの意味が再認識されるべきなのかもしれません。「忘れられないこと」を拾い集めながらその価値をぜひ確かメンテ見ましょう。(本書「まえがき」より) 初心者でもそれぞれの人生の振り返りや文章の作り方が分かりやすく学べる実践講座読本。
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- まえがき
第一講 講座の方向性について 【「忘れられないこと」に潜む宝もの】
1 自分史を書くことの意味と目的について
2 自分史の一話に書く事例紹介
3 平易でわかりやすい文章の書き方
4 【実践課題】「忘れられないこと」を書く
第二講 何を書くか 【ものごとの「見方・聴き方・とらえ方」】
1 「何を書くか」―やなせたかしさんが「アンパンマン」に託したことを参考に
2 「もの」の見方について【遠距離・中間距離・至近距離・極至近距離(地上ゼロメートル)】
3 宿題【「地上ゼロメートル、私の発見」を書いてみた】T高校一年生作品
4 【実践課題?宿題】―「私の〈地上ゼロメートルの発見〉」を書いてみよう!
第三講 「自分史」の特性について【ルポルタージュ「聞き書き」のすすめ】
1 「自分史」の由来と具体例
2 具体的なものごとや人との出会い及び整理と構想
3 聞き書きと状況認識について【家族や友人・知人にインタビューして書く】
4 【実践課題▽宿題】聞き書きを素材にして文章に仕立ててみよう!
第四講 事実と虚構について 【伝わるのは当事者の状(情)況と解釈】
1 事実と虚構
2 虚構(ウソ話)がもたらす意味と本質
3 虚構への第一歩【民話を創作してみた】
4 【実践課題▽宿題】ウソ話を創ってみよう!
第五講 文章をどのように書くか 【文芸的な文章表現の本質】
1 「状況認識」と文学
2 「虚構」文芸の本質(イメージと意味づけ)について
3 文章を書くときの留意事項
(1)5W1Hを文章表現で活かす
(2)「や(山)・お(落ち)・い(意味)」の設定と克服
第六講 比喩と象徴、短歌と俳句 【表現の表の意味と裏の意味
1 『サラダ記念日』に学ぶ短歌表現法
2 素材と比喩 五音七音のリズムにのせて 短歌の場合
3 素材と象徴 俳句の場合
4 各句のパターンを用いた俳句作成法
5 【実践課題▽宿題】短歌または俳句を作ってみよう!
第七講 写生文と俳句・川柳・象徴詩 【ありのままに切りとる・象徴的に詩う】
1 写生文から「俳句」を浮きあがらせる
2 川柳とは?【「うがち」について】
3 【実践課題】写生文と俳句・川柳を作ってみよう!
4 象徴表現の内実の読み取り方【象徴詩を作ってみた】
第八講 文章を書くときの原則 【日本語の特性と表現可能性】
1 日本語の特性と有効性
2 自分史表現上の留意事項
3 書くということの特性について
4 日本語の独自性と表現特性
5 刊行する本の「題名」のこと
6 自分史作成の目安と方針案
7 文体について
第九講 文章読解(主題と構成) 【語彙をふやし、書き手の言葉の意図を読む】
1 文章を読解しながら表現方法を学ぶ【『ふいに吹く風』―「泣く」を読む】
2 主題と筆者の視点と心情の変化
3 受験と「共通テスト」の意味
4 【実践課題】宮本常一氏の文章「父」を視写〈講座にて実施〉
第十講 絵物語を書く 【切り絵物語の作成▽問答▽自己修正へ】
1 なぜ、滝平二郎氏の切り絵を用いたか
2 具体的な絵物語作成の進行過程【講義の経時的説明】
3 【実践課題▽宿題】千字程度の四構成切り絵物語を創作してみよう!
第十一講 写真をもとに文章を書きあげる 【写真から長期記憶を掘り起こして書く】
1 写真を整理して詳しい説明文を書く
2 「経験」ということ
3 選択するということとその後のこと
4 【実践課題▽宿題】一枚の写真について、起承転結の整った1話を書いてみよう
第十二講 自分史作成準備 【自分史年表を整理して総合的に回想する】
1 《付録1「私」の百年年表》のうち、自分の個体史年表をくまなく埋める。
2 【実践課題▽宿題】改善意見を基に修正し、完成させた文章を二部講師に提出する。
補 講《余談》「自費出版」について【私が経験したこと
付録1 「私」の百年年表
付録2 一般的な自分史でとりあげられやすいことがら
付録3 エピソードメモ
付録4 固有名詞記録
付録5 『いひたいことにつき当たつて』(松金進/国土社)第八章より関連事項のみ抜粋引用
あとがき
主な参考文献