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西尾実国語教育論の生成と展開 

著者
松崎正治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
600 
定価
11,550円 (本体10,500円 )
発行日
2024年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-648-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
言語生活論によって日本の国語教育の実践・理論に大きな影響を与えた西尾実。本書では西尾の国語教育論成立過程を跡づけること、教育史上に位置づけることを試みる。
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はじめに

【第1部 近代国語教育史研究―西尾実国語教育論の研究―】

序 章 研究の主題と方法および各章の要旨
 第1節 研究の主題と方法
  第1項 研究の対象
  第2項 西尾実国語教育論の研究史
  第3項 研究の主題と方法
 第2節 各章の要旨
  第1項 戦前の西尾実国語教育論
  第2項 戦後の西尾実国語教育論

第1章 行的認識の教育論
 第1節 研究の対象と目的
 第2節 行的認識の教育論の成立過程
  第1項 時期区分
  第2項 第1期・準備期
  第3項 第2期・発展期
  第4項 第3期・完成期
 第3節 行的認識の教育論の歴史的な特色と意義
  第1項 明治期の伝統主義と教育
  第2項 行的認識の教育論の時代的な特色と意義

第2章 読方教育論の構築
 第1節 初期の読方教育論―『国語国文の教育』まで―
  第1項 研究の対象と目的
第2項 「主題・構想・叙述」概念の成立過程
  第3項 結論
 第2節 読方の教材論、学習指導論―岩波『国語』の編集―
  第1項 研究の対象と目的
  第2項 岩波『国語』の分析
  第3項 『国語 学習指導の研究』に見られる学習指導観
  第4項 西尾実の学習指導観の特色

第3章 綴方教育の共同研究―実証的国語教育研究―
 第1節 研究の対象と目的
 第2節 共同研究のあゆみ
 第3節 作文力発達の研究・系統案の研究の流れ
 第4節 西尾実の綴方教育論の成立
  第1項 綴る働きの類型論の成立過程
  第2項 類型調査の考察
  第3項 作文力発達の壁をのりこえるものとしての推敲と写実
  第4項 作文教育の領域の拡大
 第5節 西尾実の綴方教育論の実践化
 第6節 西尾実の綴方教育研究の意義と課題

第4章 言語活動主義の提唱
 第1節 時期区分
 第2節 問題提起の時期
  第1項 時代状況
  第2項 国語教育界の転回点と西尾実の問題提起
 第3節 新領域提唱の時期
  第1項 昭和初期における話しことば教育の状況
  第2項 西尾実の新領域提唱と言語活動主義
 第4節 言語活動主義充実の時期
  第1項 話しことば教育の昂揚
  第2項 国民学校国民科国語と西尾実
 第5節 言語活動主義の戦前の一応の完成期
  第1項 日本語教育と西尾実
  第2項 言語活動主義の到達点
  第3項 山口喜一郎からの影響

第5章  国語教育における教育課程近代化
  ―小倉金之助による数学教育の教育課程近代化と西尾実による国語教育の教育課程近代化―
 第1節 研究の対象と目的
 第2節 小倉金之助による数学教育の教育課程近代化
  第1項 明治大正期における日本の数学教育
  第2項 小倉金之助の数学教育改造論
 第3節 西尾実による国語教育の教育課程近代化
  第1項 西尾実の近代国語教育史把握と国語教育の改造論
  第2項 西尾実の国語教育改造論の果たした役割
 第4節  小倉金之助・西尾実両者の改造論の比較考察による史的位置づけ
  第1項 比較の観点
  第2項 両者の近代化の内実
  第3項 時代とのかかわり
  第4項 史的意義と限界
  第5項 近代化論の継承のされかた

第6章 言語生活主義の成立
 第1節 言語活動主義が戦後の言語生活主義に結実した時期
  第1項 敗戦後の占領軍の国語政策と西尾実
  第2項 『言葉とその文化』と1947 年版学習指導要領
 第2節 西尾・時枝論争と国語教育学への志向
  第1項 第一次西尾・時枝論争―言語観をめぐって―
  第2項 第二次西尾・時枝論争―言語教育か文学教育か―
  第3項 『国語教育学の構想』(1951 年)
 第3節 西尾実国語教育論の現場への浸透
  第1項 文学教育への志向
  第2項 文学教育の方法論の構築
  第3項 文学科独立論

第7章 文学教育論の展開―個性伸長論の深化の過程―
 第1節 時期区分
 第2節 文学教育論の展開
  第1項 白樺派的個性絶対主義から新しい鍛練主義へ
  第2項 大衆教育の時代へ
  第3項 新しい文学機能の発見へ

第8章 書くことの教育論の成立と展開
 第1節 研究の対象と目的
 第2節 書くことの教育論の成立過程
  第1項 戦前における西尾実の作文・綴方教育論
  第2項 戦後における西尾実の作文教育論
 第3節 書くことの教育論の展開―創作指導論の発展―
  第1項 創作指導論の発展
  第2項 1960 年代以前の西尾実の創作指導論
  第3項 創作指導論の転換
 第4節 戦後作文教育史における西尾実の書くことの教育論の位置
  第1項 「 生活綴方か作文教育か」論争と西尾実の書くことの教育論
  第2項 書くことの教育論の史的意義

第9章 西尾実国語教育学の構築
 第1節 研究の対象と目的
 第2節 戦前における国語教育学構築の動き
  第1項 概観
  第2項 国語教育学の提唱・試論
  第3項 垣内松三の国語教育科学論
第4項 講座の刊行
  第5項 国語教育学会の結成
  第6項 戦前の国語教育学の到達点
 第3節 戦後教員養成制度の改革と国語教育学樹立への志向
  第1項 概観
  第2項 戦後の教員養成制度の改革
  第3項 全国大学国語教育学会の結成と活動
  第4項 教育指導者講習
 第4節 西尾実国語教育学の成立過程
  第1項 概観
  第2項 第1期『言葉とその文化』(1947 年3 月)まで
  第3項 第2期『国語教育学の構想』(1951 年1 月)まで
  第4項 第3期『国語教育学序説』(1957 年4 月)まで
  第5項 第4期『国語教育学序説』(1957 年4 月)以後
  第6項 成立過程の要点
 第5節 西尾実国語教育学の特色と意義
  第1項 国語教育史上における西尾実国語教育学の特色と意義
  第2項 教育史上における西尾実国語教育学の特色と意義

第10章 西尾実国語教育論の教育史上の位置づけ
 第1節 日本教育史上の位置づけ
  第1項 明治教学体制批判―伝統教育の観点からの批判―
  第2項 教育課程の近代化
  第3項 教科教育学構築の先駆け
 第2節 国語教育史上の位置づけ
  第1項 領域ごとの成果
  第2項 国語教育の全体像の成果
 第3節 残された課題

【第2部 補論 西尾実国語教育論の探究】

第11章 西尾実の行的認識の教育論の史的検討
 第1節 問題の所在
 第2節 行的認識の教育論
 第3節 行的認識の教育論の成立
  第1項 行的認識の教育論の成立構造
  第2項 近代化批判
  第3項 修養論
  第4項 〈実践的・行為的真実〉への目覚め
 第4節 西尾実の行的認識の教育論の原理
  第1項 二つの教育観
  第2項  行的認識の教育論の特質
 第5節 結論

第12章 西尾実の国語教育思想における言語観―フィヒテの言語哲学を媒介として―
 第1節 問題の所在
 第2節 西尾実の言語観とフィヒテ
 第3節 フィヒテの言語哲学
  第1項 ドイツ観念論とフィヒテ
  第2項 ドイツ語の研究と国家
  第3項 日本におけるフィヒテの受容
 第4節 「始源的な言語」という装置
 第5節 「根元的な民族」概念
 第6節 西尾実の言語活動主義とソシュール
 第7節 「根元的な民族」概念と日本語教育
 第8節 おわりに

西尾実略年譜
おわりに
索引
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