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戦後初期国語教育改革 

編著
吉田裕久 
シリーズ
 
助成
2023年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
272 
定価
5,940円 (本体5,400円 )
発行日
2024年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-644-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
戦後初期、敗戦という極度の混乱の中、加えて占領下という特殊な状況にあって、日本の教育・国語教育はどのような過程を経て再出発・再建することになったのか。日米双方当事者の協力・努力の足跡を、当時の文書(とりわけアメリカ側資料―GHQ/SCAP文書など)を読み解くことにより、その解明を試みる。
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まえがき―問題の所在―

序 章 本研究の目的・方法と特色・意義
 1.本研究の目的・方法
 2.本研究の特色・意義

第1章 戦後初期国語教育の模索―GHQ-CIE への質問―
 1.課題の所在
 2.「33 項目の質問」の実際
 3.「33 項目の質問」の内容
 4.「33 項目の質問」の英訳,専門家の依頼
 5.ラウンドテーブル
 6.「33 項目の質問」の影響
 7.まとめ

第2章  国語科再生の指針―『学習指導要領 国語科編(試案)』の編纂―
 1.課題の所在
 2.日本側原案について
 3.アメリカ側CIE 案の提示
 4.単元学習はアメリカ側CIE の押しつけか?
 5.『 学習指導要領 国語科編(試案)』の位置・特色・意義

第3章  国語科改革協議の結節点―アメリカ側の提案を日本側で修訂―
 1.問題の所在
 2.資料A「国語課学習指導の手引」の分析と解釈
 3.資料B「二 目標(案)」の分析と解釈
 4.まとめ―アメリカ側の提案を日本側で修訂―

第4章 入門期国語教育・入門期国語教科書の改革
 1.課題の所在
 2.「?昭和二十四年度 こくご一(修正原案)」
 3.『まことさんはなこさん』へ
 4.『いなかのいちにち』・『いさむさんのうち』
 5.入門期国語教科書の発行・参考・示唆関連・影響等
 6.まとめ

第5章 検定国語教科書の登場
 1.課題の所在
 2.検定制度の導入と仕組み
 3.国語教科書検定の実態
 4.まとめ

第6章 地方版国語教科書の発行―北海道版『小学国語』―
 1.課題の所在
 2.北海道版『小学国語』(初版)の実態と特色
 3.北海道版『改訂小学国語』(改訂版)の実態と特色
 4.北海道版『小学国語』(三訂版)の実態と特色
 5.まとめ

第7章  国語科副読本・参考書等の充実―サブカルチャーの実態―
 1.課題の所在
 2.プランゲ文庫の実地調査
 3.国語教科書
 4.副読本
 5.国語教科書準拠の学習参考書・問題集等
 6.児童文学
 7.まとめ

終章 研究の総括と課題
 1.研究の総括
 2.研究の課題

あとがき
索引
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