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在韓米軍と韓国地域社会 ―米軍の基地運営と民軍関係政策 1945-1971―

著者
琴普云[成田千尋監訳・大村一浩・沖本富貴子・孫長煕・望月智共訳] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
360 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
2023年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-617-8 
Cコード
C3031 
ジャンル
政治・経済・法律 
内容
安全保障のため当然視・絶対視されてきた在韓米軍について、その存在が駐屯地周辺の地域社会に与えた影響を分析する。
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序文

はじめに
 1 問題提起
 2 研究対象と概念
 3 研究史の検討
 4 構成と資料

1. 米軍の駐屯地と権限の確定
 1 米軍の駐屯と駐屯地における対民関係の形成
 (1) 長期駐屯以前の米軍駐屯地の変動と対民関係
 (2) 米軍の長期駐屯と民間の米軍権限に対する認識
 2 韓国政府の米軍基地権限の牽制と合意
 (1) 李承晩政権の米軍駐屯地回収の試みと失敗
 (2)「駐屯軍地位協定」の締結と権限適用範囲の拡張

2. 米軍の基地安全維持の強調と地域社会統制
 1 米軍の基地運営政策の適用範囲の設定
 (1) 米軍の地域社会の設定と東アジア駐屯政策
 (2) 在韓米軍基地に隣接する地域社会と安保脅威認識
 2 米軍の地域社会管理と統制
 (1) 地域社会に対する警戒と米軍に対する教育
 (2) 米軍憲兵の地域社会統制と取り締まり

3. 米軍基地地域社会構成員の包摂と生活圏の形成
 1 米軍―住民の相互交流と生活空間の形成
 (1) 米軍―住民間の紐帯形成と生活環境の造成
 (2)「米軍・民・官」合同疎通機構の設立と地域社会の管理
 (3) 米軍基地の費用削減政策と地域社会生活の連係
 2 韓国人基地雇用者の米軍任務共有と遂行
 (1) 基地雇用者教育と韓国人管理任務の付与
 (2) 基地雇用者の地域社会における対民活動

4. 米軍の地域社会政策の亀裂と変化
 1 米軍―住民の地域社会認識と米軍政策の亀裂
 (1) 米軍の地域社会経験と地域住民認識
 (2) 地域社会住民の経験と地域アイデンティティ認識
 2 米軍の基地運営政策の変化と地域社会の疎外
 (1) 在韓米軍の削減と朴正熙政権の地域社会に対する政策対応
 (2) 基地の安全維持に対する脅威管理中心の「地域社会関係」の縮小

おわりに
あとがき
付録
参考文献
解説
索引
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