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戦時戦後の留学生政策に関する研究 南方特別留学生からインドネシア賠償留学生、原爆で犠牲となった留学生の記憶POD版

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著者
平野裕次 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
244 
定価
3,520円 (本体3,200円 )
発行日
2022年7月23日 
ISBN
ISBN978-4-86327-600-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育史〉
 
内容
戦後の留学生政策の原型は、戦時体制下に形成されたのではないのか。また原爆で犠牲となった南方特別留学生は戦後の日本社会でどのように記憶されてきたのか。戦時戦後を代表する留学生受入れ事業を分析対象としてその史的考察を行う。
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序 章 本稿の課題と構成
第1節 本稿の課題
第2節 分析の対象事業、時期および地域
第3節 本稿の構成

第 1章 戦時期の留学生政策―南方特別留学生事業を中心として―
はじめに
第1節 戦前の留学生政策の概観
第2節 戦時期の留学生政策の展開
第3節 南方特別留学生事業の実施
おわりに

第2章 戦後の留学生政策の形成―国費外国人留学生制度の創設をめぐって―
はじめに
第1節 占領期の留学生政策―在日留学生の戦後処理―(1945~51年)
第2節 国費外国人留学生制度の創設
1.日本のユネスコ加盟と文部省の国際組織体制の整備(1951~52年)
2.文部省における留学生受入事業の検討(1952~53年)
3.ユネスコ国内委員会からの建議(1953年)
4.国費外国人留学生制度の発足(1954年~)
5.国費外国人留学生制度の展開
第3節 国際学友会の監督・指導をめぐる外務省内での葛藤
1.国際学友会の監督部署の移管
2.国際学友会の監督・指導をめぐる外務省内での葛藤
3.その後の留学生政策の展開
おわりに

第3章 インドネシア政府派遣留学生の受入れ
はじめに
第1節 インドネシア政府派遣留学生の受入れの経緯
第2節 インドネシア政府派遣事業の概要
1.復員学生の海外留学
2.インドネシア政府派遣留学生の内訳
第3節 インドネシア政府派遣留学生の受入れの諸課題
1.事業実施体制
2.日本語教育
3.大学への進学
4.宿舎の確保
5.学生補導
おわりに

第4章 インドネシア賠償留学生の受入れ
はじめに
第1節 インドネシア賠償留学生の受入れの経緯
第2節 インドネシア賠償留学生事業の概要
1.賠償留学生の受入れに関する協議の展開
2.賠償留学生受入れに関する閣議了解
3.インドネシア賠償留学生の進学先
第3節 インドネシア賠償留学生の受入れの諸課題
1.事業実施体制
2.日本語教育
3.宿舎の確保
4.大学への進学
おわりに

第5章 被爆した南方特別留学生と戦後の日本社会
―1950 年代半ばから1960 年代半ばまでの時期を中心として―
はじめに
第1節 広島大学における想起の過程
1.京都大学への照会
2.当時の教職員・学生への照会
3.アルサゴフへの回答
第2節 被爆死した南方特別留学生の墓の建立と遺族の墓参
1.牛島健次による墓碑建設および遺族招待計画
2.アジア学生文化協会による墓碑の調査
3.サイド・オマールの墓の再建
4.遺族の来日準備
5.遺族の来日と墓参
おわりに

終 章 総括と今後の課題
第1節 まとめ
第2節 戦時戦後の留学生政策の変容とその現代的意義
第3節 今後の課題

参考文献
索引
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