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作文授業づくり・新生面の開拓 多様な作文ジャンルの活用と新題材の開発

著者
大内善一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
256 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2022年8月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-599-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
多様な作文ジャンルと新題材に基づいて創造的な思考を陶冶する作文授業の実践理論の創出を目指す。授業研究に資する授業記録三篇を収録。
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 まえがき

一 「コピー作文」の授業づくり
 1「コピー作文」提唱に至る背景
 2「コピー」は説得的・創造的表現です
 3 広告・宣伝コピー表現の基本原則
 4「コピー作文」に関する先行研究・実践事例
 5 大学での「コピー作文」の授業
 6「コピー作文」の授業づくりの実際
 7「コピー作文」の授業づくりの意義

 ◎ストップモーション方式による授業記録  京野真樹教諭による「コピー作文」の授業
  「竿灯の見どころはココだ! ―竿灯おすすめポイントをコピー作文で―」(小三・国語)

二 「一行詩」アラカルト作文の授業
 1 コピー感覚で「一行詩」作文
 2「ナンセンス一行詩」の実践から
 3「父よ母よ」から「息子よ娘よ」へ
 4 一行詩」アラカルト作文の意義

三 虚構の要素を取り入れた「手紙文」作文
   ―「恋文」は死語ではなかった!―
 1「手紙文」作文の新生面
 2「恋文」は死語ではなかった!
 3「恋文にお断りの返事を」という実践
 4 虚構という要素を取り入れる
 5 虚構の要素を取り入れた手紙文作文の意義

四 「行事作文」の授業づくり
 1 行事作文のメリット・デメリット
 2「物語じたて」の行事作文
 3 俳句・短歌でつづる行事作文
 4「物語じたて」「俳句・短歌でつづる」行事作文の意義

五 俳句から物語を作る作文の授業―「俳句物語」づくり―
 1「子ども俳句」の教材化
 2 単元「俳句の国からの贈りもの」―「天国はもう秋ですかお父さん」―
 3「俳句から物語を作る作文の授業」の意義

 ◎ストップモーション方式による授業記録  大内善一氏による「書き替え作文」の授業
  単元「俳句の国からの贈りもの―天国はもう秋ですかお父さん―」(小5・国語)

六 フィクション俳句づくりの授業
 1 作文ジャンルの変換
 2「物語を読んで俳句を作る」授業 ―「物語俳句」づくり―
 3 「小倉付」の方法で俳句を作る ―「他者のことば」を介入させて―
 4 フィクション俳句づくりの意義

七 「フォト俳句」づくりの授業
 1 写真映像による題材の限定
 2 単元「デジカメフォト映像から俳句を創ろう―『秋風がめくる心の一ページ』―」
 3 「フォト俳句」づくりの授業の意義

八 小学校全学年での短歌づくりの授業 ―「だれにでも易しい」短歌づくりの証明―
 1 小学校全学年で行われた短歌づくりの実践
 2 小学一年生が「ルンルン」と短歌を作った
 3 他者の「伝記的事実」の教材化による題材の掘り起こし ―他者の生活・人生に自分の生活実感や願いを投影させる―
 4 短歌創作学習の参考教材としての「歌集『小さな歌人たち』」
 5 小学校全学年での短歌づくりの授業の意義

九 「パロディ短歌」づくりの授業
 1 「百人一首」からパロディ短歌を作る
 2 「近代短歌」からパロディ短歌を作る
 3 「パロディ短歌」づくりの指導の意義

十 「虚構の詩」づくりの授業
 1 「虚構の詩」づくり
 2 「ウソの中の真実」
 3 「虚構の詩」づくりの授業の実際
 4 「虚構の詩」づくりの授業の意義

十一 「連詩」づくりの授業
 1 「連詩」とは何か
 2 単元「連詩に挑戦」の構想 ―想像の翼を広げて共同で詩を創ろう―
 3 「連詩」づくりの模擬授業の実際
 4 「連詩」づくりの授業の意義

十二 「方言詩」づくりの授業
 1 「表情豊かな方言」で詩を作ろう
 2 「方言詩」づくりの授業
 3 全国の大学の教員に「単元 方言詩を書こう」の実践を依頼する
 4 「方言詩」づくりの授業の意義

十三 「鑑賞文」と「批評文」を書くことの指導にどう対応するか
 1 学習指導要領における「鑑賞」と「批評」という用語の位置づけ
 2 「鑑賞」及び「批評」という用語の概念規定
 3 「鑑賞」活動と「批評」活動との区別
 4 「鑑賞文」指導の先行実践事例
 5 文章ジャンルの変換による「鑑賞文」指導の提案
 6 「批評文」を書くことの指導に関する先行実践事例
 7 情理を尽くして「批評文」を書くことの指導の提案
 8 「鑑賞文」及び「批評文」を書くことの指導の意義

 ◎ストップモーション方式による授業記録  中村麻里那教諭による「批評文を書く」授業
  単元「写真メディアの批評文を書く―写真コンクールの審査員になろう―」(中三)

十四 双方向型作文学習の授業づくり
 1 双方向型作文学習の構想
 2 現在の作文学習指導に見られる〈双方向型〉の指導事例 ―リレー形式で〈お話〉や〈意見文〉を書く学習― 
 3 従来型の作文学習を双方向型に変える ―四コマ漫画をリレー形式で〈お話〉に書き替える―
 4 双方向型作文学習の創造 ―「ラジオドラマのシナリオ」づくりで双方向型作文学習―
 5 双方向型作文学習の意義

あとがき
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