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「国語力」観の変遷〈上巻〉 ―戦後国語教育を通して―POD版

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著者
桝井英人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
218 
定価
2,530円 (本体2,300円 )
発行日
2020年10月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-539-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
戦後日本における、小・中・高等学校「学習指導要領」国語科編の改訂を軸とした国語教育関係論者の言説を社会動向を含めて分析。各時代における「国語力」観の実像に迫る。

→Kindle版

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序  文 (広島大学大学院教育学研究科助教授 山元隆春)
はじめに
凡  例

     序  論

1主題/2対象/3方法/4概念図式/5先行研究/6意義/7構成


     第一部 敗戦と試案の時代

第一章 国語科単元学習の受容(昭和22~26年版)
 第一節 昭和22年版の目標観
  1「学習指導要領」概観/2昭和22年版の目標分析/3昭和22年版、その他の特徴/4昭和22年版をめぐる議論
 第二節 昭和前期、敗戦までの国語教育
  1結果責任にたいする態度/2日本語教育と国民科国語
 第三節 戦後教育改革
  1改革の経緯と『新教育指針』/2新教育と単元学習
 第四節 米国の単元学習
  1単元学習とは/2四つの系譜
 第五節 新教科書と学習指導要領作成
  1原理の混交/2作成過程/3昭和22年版に内在する問題/4単元の再構成/5昭和26年版へ
 第六節 単元学習実践の諸相
  1先進的な試み/2単元学習の浸透をはばんだもの
 第七節 単元学習思想の線状
  1「思想」としての大村はま/2倉澤栄吉の「方法」

第二章 言語生活という考え方(昭和26年版)
 第一節 「言語生活」の登場
  1昭和26年版の目標観/2昭和26年版をめぐる議論/3学習指導要領のことば/4「言語生活」と「経験主義」の接続
 第二節 「言語生活」の基底
  1「生活」概念の変遷/2言語生活の拡張性/3桑原の「言語生活」理解/4言語生活主義の批判性/5言語生活の底
 第三節 西尾と時枝――伝達の可能性
  1「ことばの実態」論争/2時枝と「国語」/3ことばは通じない
 第四節 時枝の「言語生活」
  1反転の根底/2言語生活に関する科学的調査研究/3時枝にとっての言語生活/4言語感覚と国語規範論

第三章 文学教育の意味(昭和31年版高校)
 第一節 文学という戦略
  1言語か文学か/2文学の力/3現場からの点火
 第二節 文学教育を支えるもの
  1連帯という名の国語力/2「国民文学論」と国語教育/昭和31年版高校の目標観

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