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アルフォンシーナ・ストルニの詩の道程 ―モデルニスモから前衛、アンティソネットの創造へ―POD版

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著者
駒井睦子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
384 
定価
3600 
発行日
2020年1月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-505-8 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学
 
内容
1920~30年代のアルゼンチンで活動した詩人アルフォンシーナ・ストルニ。当時珍しい女性の詩人だったストルニは、女性や非嫡出子の権利擁護を訴えたフェミニストでもあった。本書は、近代詩の発展に寄与したストルニの詩世界の変遷を、創作の背景や同時代の作家たちとの比較とともに論じた本邦初の研究書である。
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序章 アルフォンシーナ・ストルニの生涯と研究史

0.1. 詩人の生涯と詩作時期について
 0.1.1. 生涯
 0.1.2. ストルニの詩作時期の区分
0.2. 研究史
 0.2.1. 同時代人の評価
 0.2.2. 伝記的批評
 0.2.3. 1970年代の作品研究、ニュークリティシズム
 0.2.4. フェミニズム・ジェンダー批評:1980年代から現在まで
 0.2.5. 底本について
0.3. 本書の構成

第1章  最初の詩集における模索
     ―白鳥・貧しい人々・「雌狼」―


1.1.  出版の背景:20世紀初頭のラテンアメリカとアルゼンチン文学の傾向
1.2. モデルニスモの影響
 1.2.1. ルベン・ダリオと白鳥
 1.2.2. ストルニの白鳥
1.3.  テーマの模索:社会的弱者を描いた連作
 1.3.1. 貧しい家の子供
 1.3.2. 貧しい人々へ向けた嘆きの声
 1.3.3. 生の価値を問う
1.4. 女性の自立を強い口調でうたう
1.5. ストルニの散文
 1.5.1. 新聞や雑誌に掲載されたコラム
  1.5.1.1. フェミニズム
  1.5.1.2. 社会現象の分析
 1.5.2. 短編小説
1.6.  最初の詩集におけるモデルニスモの影響、散文との関係

第2章 前期作品における語りの特徴と変化
     ―同時代のラテンアメリカの女性詩人たちと比較して―


2.1. 先駆者アグスティーニ
 2.1.1. アグスティーニの恋愛詩にみる官能性
 2.1.2. ストルニとアグスティーニ
2.2. 2冊目の詩集とイバルブルーの二つの声
 2.2.1. 『甘美な苦痛』における女性の様々な声
  2.2.1.1.  恋する女性の多様性:心ときめかせて待つ女性、したたかな女性
  2.2.1.2. 愛に苦しむ女性
  2.2.1.3. 男性批判か、男女間の融和か
 2.2.2. イバルブルーの1 冊目の詩集『ダイヤモンドの舌』
  2.2.2.1. 『ダイヤモンドの舌』第1部「内なる光」より
  2.2.2.2. 『ダイヤモンドの舌』第2部「黒いアンフォラ」
2.3. 3冊目の詩集とガブリエラ・ミストラル
 2.3.1. 『逃れようもなく……』に聴く繊細な女性の声
  2.3.1.1. 従順な女性たちの声
  2.3.1.2. 従順さの中に隠されたゆらぎ
  2.3.1.3. ユーモラスな批判
 2.3.2. ミストラルの最初の詩集『荒廃』より
  2.3.2.1. ミストラルの恋愛詩
  2.3.2.2. 子供、母性、ストルニとの交流
2.4. 4冊目の詩集にみる詩作の変化の兆し
 2.4.1. 「主観的な詩の放棄」の宣言
 2.4.2. 女性の視点における変化
 2.4.3. 新たな視点、新たな語り手
 2.4.4. 死者への呼びかけ:幻想的な詩へ
2.5. アグスティーニ、イバルブルー、ミストラルとストルニ

第3章 中期作品とブエノスアイレスの前衛運動

3.1.  アルゼンチンにもたらされた前衛運動ウルトライスモ
3.2. 文芸誌『マルティン・フィエロ』
 3.2.1. 『マルティン・フィエロ』誌の特徴
 3.2.2. 『マルティン・フィエロ』誌とストルニ
 3.2.3. マルティンフィエリスタが認めた詩
 3.2.4. フロリダ派とボエド派
3.3.  5冊目の詩集に描かれる、観察する主体がもつ語りの特徴
 3.3.1. 物語の外から皮肉にみる語り手
 3.3.2. 自分を観察する女性
 3.3.3. 移動する視座、皮肉、循環的構造
3.4. 散文詩集『愛の詩集』Poemas de amor
 3.4.1. 『愛の詩集』の女性の語り
 3.4.2. プラトニックな愛と幻想
3.5. 『黄土』と『愛の詩集』

第4章  後期作品と前衛文学運動の関係
     ―『七つの井戸の世界』を中心に―


4.1. 戯曲と詩作:1927年から1930年
 4.1.1. 『この世の主(あるじ)』上演の顛末
  4.1.1.1. あらすじ
  4.1.1.2. 批判的な劇評
  4.1.1.3. ストルニの反論
  4.1.1.4. 不評の影響
 4.1.2. 自由形式と伝統的形式
  4.1.2.1. 都会を舞台にした自由詩
  4.1.2.2. 「私」の心中を描いた詩
 4.1.3. ヨーロッパ旅行
4.2. 7冊目の詩集『七つの井戸の世界』
 4.2.1. 新しい詩作へ
  4.2.1.1. 五感をつかさどる「頭」の詩
  4.2.1.2.  幻想的な物語の中で、世界を作り変える意志
 4.2.2. ストルニの詩における海のモチーフ
  4.2.2.1. 現実と非現実の世界を移動する「私」の視点
  4.2.2.2. 海から想像する死後の世界
  4.2.2.3. 幻想的な海
  4.2.2.4. ヨーロッパ旅行の「航海日誌」と海の主題
 4.2.3. 「都会のモチーフ」
  4.2.3.1.  冷たく不気味な都市の描写
  4.2.3.2. 1930年代の文学的・社会的状況
  4.2.3.3. 『アルゼンチン最新詩』La novísima poesía argentina
  4.2.3.4.  ストルニの後期におけるアルゼンチン前衛文学運動の影響
 4.2.4. セクション「ソネット」における愛の死
4.3. 1927年以降のストルニ作品について

第5章 アンティソネットの創造

5.1.  最後の詩集『デスマスクとクローバー』Mascarilla y trébol
 5.1.1. 新しい詩形式:無韻の11音節のソネット
 5.1.2. アンティソネットが書かれた背景
5.2. 講演で語られた創作の背景
 5.2.1. 夕暮れの川岸の情景「コローニアのラ・プラタ川岸壁」
 5.2.2. 「月夜の蝉」
 5.2.3. 「薄い砂色のラ・プラタ川」
5.3. その他のアンティソネット
 5.3.1. 隠喩による絵画的表現:「ラ・プラタ川」連作
 5.3.2. 愛の神の捕殺
 5.3.3. 復讐の女神の復活
 5.3.4. 生と死の対比
5.4.  自伝的要素が盛り込まれた作品
 5.4.1. 死後の世界と幼少期の思い出
 5.4.2. 最後のアンティソネット「私は眠りにつく」
5.5.  アンティソネットに至る創作の歩み
5.6. ストルニにとってアンティソネットとは

終章

参考文献
 1 .欧文文献
   ( 1 )ストルニの作品
   ( 2 )ストルニに関する文献
   ( 3 )その他
 2 .邦文文献
   ( 1 )ストルニに関する文献
   ( 2 )その他
あとがき
索引
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