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〈まなざし〉の教育学 

著者
中村麻由子 
シリーズ
 
助成
2017年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
256 
定価
4200 
発行日
2018年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-429-7 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
教師が子どもに向けるまなざしは、個々の子どもの自己形成のみならず、教室の子ども同士の態度やまなざしにも大きな作用を生む。モノサシをあてがい資質や能力を計測するような支配的なまなざしが浸透する状況下で、子どもの苦しみの底にある葛藤や願望に目を向けた教育の可能性を探る。
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序章
 第1節 問題意識
 第2節 まなざしと見るということ
 第3節 先行研究の検討―おとなが子どもを見ることに関する理論的研究の意義と限界
 第4節 課題設定と研究の方法
 第5節 本書の構成

第Ⅰ部 教師が子どもを共感的・ケアリング的に見るということ
    ―ロングスパンのおとなと子どもの関係的出来事としてのまなざしの練り上げ―


第1章 おとなが子どもを共感的・ケアリング的に見るということ
 第1節 教師と子どものあいだに生起する共感関係とそれぞれの人格形成
 第2節 子どもの経験の再構成を見つめなおすおとなの共感的理解
 第3節 おとなと子どものケアリング関係の生成におけるおとなのまなざしの質的変容
 第4節 おとなが子どもを共感的・ケアリング的に見るということ

第2章 教師の共感的・ケアリング的なまなざしの練り上げのプロセス
 第1節 実践事例の特徴と考察の視点
 第2節 教師の共感的・ケアリング的なまなざしの連続的な再構成
 第3節 教師の共感的・ケアリング的なまなざしの多角的な再構成

第Ⅰ部をふりかえって

第Ⅱ部 子どもを見るということの文化的・政治的な意味
    ―まなざしの媒介作用が生み出す権力作用や再編作用に着目して―


第3章 まなざしの媒介作用、まなざしの権力作用、まなざしの再編作用
 第1節 まなざしの媒介作用に着目する諸理論
 第2節 まなざしの権力作用、まなざしの再編作用

第4章 現代社会における支配的なまなざしとの向かい合い
 第1節 クリティカル・ペダゴジーにおける支配的なまなざしとの向かい合い
 第2節 ナラティヴ・セラピーにおける支配的なまなざしとの向かい合い
 第3節 日本における支配的なまなざしとの向かい合い

第5章 学校というトポスにおけるまなざしの諸連関
 第1節 学校という場の内側のまなざしの作用連関
 第2節 学校におけるまなざしの作用連関と社会におけるまなざしの作用連関

第6章 文化的・政治的実践の媒介としての教師の共感的・ケアリング的なまなざし
 第1節 実践事例の選択の理由と検討の方法
 第2節 子どもの支配的なまなざしの内面化の過程とその底にある行為主体性を探る
     教師たちの共感的・ケアリング的なまなざし
 第3節 教室で教師がひとりの子どもに共感的・ケアリング的なまなざしを向けること
     の意味の広がりと深まり
 第4節 教室という場における文化的再編成を支える教師のまなざし

第Ⅱ部をふりかえって

第Ⅲ部 共感的・ケアリング的なまなざしを土台にした学校の教育実践の再編成

第7章 ノディングスにおける学校教育へのケアリングの位置づけ
 第1節 学校および教職におけるケアリングの位置づけ
 第2節 ノディングスが示すケアリングの本質
 第3節 ノディングスによるケアリングを土台にした学校教育の再編の構想

第8章 ケアリングを土台にした教師の実践知研究

第9章 学校における共感的・ケアリング的なまなざしを土台にした教育実践の再編
 第1節 教室を中心とした教師と子どもたちや保護者たちのまなざしの再編の場面
 第2節 教師たちの実践知が交流され共有される共同探求の場面

第Ⅲ部をふりかえって

終章
 第1節 総合考察
 第2節 今後の課題
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