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明治初期和文教科書の生成 『本朝文範』における「普通文」への歩み

著者
信木伸一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
400 
定価
7000 
発行日
2017年12月7日 
ISBN
ISBN978-4-86327-418-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
 
内容
中学校国語教科書における「普通文」展開の諸相を概観し、『本朝文範』における、近世言語文化からの継承と近代教育の教科書としての創出を明らかにする。
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はじめに

序 「普通文」と『本朝文範』をめぐる問題設定

 (1)本研究の主題――「普通文」と『本朝文範』
 (2)国語教育研究における『本朝文範』
 (3)文体史研究における「普通文」
 注

第一章 「普通文」をめぐる言語文化状況と国語教科書

 第一節 明治初期の「普通文」をめぐる言語文化状況
 第二節 明治期中学校国語教科書における「普通文」
  一 明治期における中学校国語教材の範囲
  二 教育制度における「普通文」
  三 中学校読本教科書における「普通文」
  四 中学校作文教科書における「普通文」
 注

第二章 『本朝文範』所収教材概観

 第一節 教材選定の思想
 第二節 教材選定における近世叢書との関連性
  一 叢書における『本朝文範』教材の分布
  二 叢書からの教材選定
 第三節 教材の文章ジャンルと配列
  一 文類の定義
   ①「辭類」②「序類」③「記類」④「論類」⑤「評類」
   ⑥「説類」⑦「辯類」⑧「教諭類」⑨「訓誡類」⑩「消息類」
  二 文類別編集のねらい
 注

第三章 『本朝文範』教材本文の検討

 第一節 本文の決定
  一 『本朝文範』と『源氏物語』諸本の本文
  二 『本朝文範』と『源氏物語』近世注釈書の本文
  三 『本朝文範』本居宣長教材と『鈴屋集』、『扶桑残葉集』・『文苑玉露』の本文 第二節 教材化にともなう改訂
  一 『本朝文範』の『枕草子』教材と依拠本文
   1 本文校訂
   2 段落
   3 仮名表記・漢字表記
   4 仮名遣い
   5 句読点
 第三節 仮名遣いの統一
 注

第四章 『本朝文範』教材化の創意1――「読むこと」を教える教科書として

 第一節 文章理解のための「標」の工夫
  一 『源氏物語評釈』の標
  二 『本朝文範』の標
   1 内容のまとまりを示す標
   2 表現の構造を示す標
   3 省略語句を補う標
   4 表現の要となる語句を示す標
   5 和歌の修辞を教える標
   6 音読上の読み方を示す標
 第二節 漢字を利用した注
  一 『本朝文範』の傍注漢字の機能
  二 『本朝文範』と『源氏物語評釈』の傍注漢字
  三 『本朝文範』と『源氏物語湖月抄』の傍注漢字
 注

第五章『本朝文範』教材化の創意2――「書くこと」を教える教科書として

 第一節 要語への注目――近世から明治教科書へ
 第二節 書くための要語――同時代教科書との位相
  一 漢文教科書における"旨趣"の標
  二 和文教科書における"旨趣"の標
 第三節 文章ジャンルに即した要語
  1 「辭類」の「◎」標
  2 「序類」の「◎」標
  3 「記類」の「◎」標
  4 「論類」の「◎」標
  5 「評類」の「◎」標
  6 「説類」の「◎」標
  7 「辯類」の「◎」標
  8 「教諭類」の「◎」標
  9 「訓誡類」の「◎」標
  10 「消息類」の「◎」標
 第四節 文章の方法――『本朝文範』と『源氏物語評釈』の文章法
 第五節 文章の規範
  一 『本朝文範』における文章批評
  二 規範の要素
 注

第六章 『本朝文範』の位相
 
 第一節 稲垣千穎編集教科書の変遷――『本朝文範』から『和文読本』、『読本』へ
  一 教材選定と配列
   1 『和文読本』の教材選定
   2 『読本』の教材選定
  二 教材化の工夫
   1 『和文読本』の教材化の工夫
   2 『読本』の教材化の工夫
 第二節 『本朝文範』の位相――後の中学校教科書へ
  一 読本教科書における『本朝文範』からの継承と変容
   1 稲垣教科書教材の読本教科書への継承と変容
   2 稲垣教科書と同時期の読本教科書の教材選定
  二 作文教科書における『本朝文範』からの継承と変容
   1 文類
   2 文例
   3 要語への着目
   4 文体変換における継承と変容
 第三節 「普通文」論と『本朝文範』
   1 矢野文雄(龍渓)『日本文体文字新論』
   2 新保磐次『日本普通文如何』
   3 荻野由之『和文ヲ論ズ』・関根正直『國語ノ本體并ヒニ其價直』
 注

結 言語文化教育史としての教科書研究
 注

参考文献
  資料 『本朝文範』教材一覧
      『和文読本』教材一覧

おわりに
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