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海軍兵学校英学文献資料の研究 ――広島大学転用図書に基づく、目録の作成、英学と福音・言語教育と平和への望み――

編著
寺田芳徳 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
408 
定価
11,000円 (本体10,000円 )
発行日
2013年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-208-8 
Cコード
C3037 
ジャンル
英語教育
 
内容
海軍兵学校英学資料に基づいて旧帝国海軍における諸問題を英学の視点から考察。長州藩の洋学・英学研究、広島の英学資料等によって戦前の英学、英語教育を基礎とする英学文化検証する。
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推薦のことば…………… 伊藤弘之
祈念と追悼のことば…… 森岡祐二
推薦のことば…………… 五十嵐二郎
序文……………………… 寺田芳徳

第1編 海軍兵学校旧蔵図書資料が広島大学に転用された英学文化史上の意義について

 第1章 英書に見る広島の英学―庄原英学校、海軍兵学校、加計隅屋文庫を主に―
 〔1〕英学文献資料の調査・研究・展示の経緯
 〔2〕調査研究資料1〈庄原英学校関係〉
 〔3〕調査研究資料2〈海軍兵学校関係〉
 〔4〕調査研究資料3〈広島県山県郡加計町加計家第12代主 故加計正文所蔵英学関係〉
  <加計隅屋文庫関係>

 第2章 旧海軍兵学校英学文献資料の研究(一)―広島大学転用図書に基づく―
 〔1〕はじめに―文化史上重大な変革期における図書文献資料の価値について―
 〔2〕広島文理科大学・広島高等師範学校の戦後復興期及び学制改革後の新制度―広島大学発足期における附属図書館蔵書の整備と拡充の推移―
 〔3〕教育・学術研究の再興と創造への梃子として海軍兵学校旧蔵図書の搬出許可、広島大学受け入れ・転用の過程
 〔4〕『海軍兵学校旧蔵転用図書目録―人文・社会科学篇(洋書)』の作成・編集と内容について

 第3章 旧海軍兵学校英学文献資料の研究(二)―英和對譚袖珍辭書他注目図書について―
 〔1〕はじめに―調査・研究の内容と方向―
 〔2〕研究の概要と課題―報告―
 〔3〕『英和對譚袖珍辭書』他注目の図書について
 〔4〕前章二つの拙論『旧海軍兵学校英学文献資料の研究(一)―広島大学転用図書に基づく―』及び同上『旧海軍兵学校英学文献資料の研究(二)―英和對譚袖珍辭書他注目図書について―』において、転用図書目録の作成と諸文献資料の研究に資する参考諸資料・文献の片影

第2編 英学の目的と根本価値―長州藩の事例に見る「海軍と英学の視点と福音伝道の道について―

 第4章 「海軍兵学校」英学教育の一つの源流―長州藩における英学発達過程と三田尻海軍学校の成立―<萩を中心とする蘭・英学関係資料の概要>
 〔0〕はじめに―研究の概要―
 〔1〕緒言―海軍と英学の視点―
 〔2〕長州藩三田尻設置の海軍学校使用洋学書目と西洋学所の沿革―近代海軍教育の形成(調査原資料・文献を基に)―
 〔3〕萩・山口・三田尻を軸とする英学の発達過程―初期の段階について―

 第5章 英語教育の目的論と価値論―制度史的基礎研究(序)英語教育学成立の源流考―
 〔1〕緒言―言語教育の根底にある言語と精神形成のはたらき、日本における外国語教育の始まり、特に英語教育の主軸化に関する問題の提起とその意義―
 〔2〕明治初期の文部省布達に見る英語教育の濫觴―諸教則に窺える英学原型の制度史的な生成に関する検証と論考―
 〔3〕明治初期及び中期における英語教育のCurriculum の発達過程を示す―資料の検証と考証について―
 〔4〕英語教育の目的と価値について―英語教育学成立の基盤となる英語教育文化論の試み―

 第6章 服部章蔵の生涯―長州英学の視点・回心と福音伝道の道―
 〔1〕はじめに―研究の目的と概要―
 〔2〕序言―維新の英学論における福音の奥義について―
 〔3〕服部章蔵牧師の生涯
 〔4〕英学に練達のキリスト者服部章蔵、澤山保羅、成瀬仁蔵三名の生涯をめぐる略歴と解説
 〔5〕新しい「英学論」が確立する基盤―「服部章蔵の生涯」に関する研究の意義再考―
 〔6〕結語―本論考をとおして啓示される英語の本質と福音の奥義―

 第7章 海軍教育における英学書籍の運命
 〔1〕「英学」の本質と特性についての思考の経緯と帰趨
 〔2〕日本の英学史の研究規範と海軍教育の視点
 〔3〕海軍教育及び英学書籍の運命という言葉が研究面で示唆するアポリア的な意味合い
 〔4〕「アポリア的な意味合い」と言う自縛から脱出し、問題の解明へ導く参考資料の事例
 〔5〕海軍教育における英学書籍の運命を示唆する若干の事例―調査研究と収集文献資料が実証する意味と方向性を探ねて―

第8章 海軍教育における英学書籍の運命再考―旧海軍兵学校から広島大学への転用図書及び「海上保安大学校蔵」・東郷文庫の視点による文化資源考証の事例―
 〔1〕研究の経緯・目的・概要
 〔2〕維新期の時代背景の一端及び英学史研究目的と視野の拡大に資する諸要因の考察
 〔3〕文化資源学の興隆を示唆する参考文献資料
 〔4〕海軍教育における英学書籍の運命再考―考証・検証への具体的事例―

第3編 文部科研奨励研究

 第9章 研究題目「海軍兵学校旧蔵英学文献資料の研究―広島大学転用図書に基ずく―」
   その研究成果報告資料:目録の作成について
   (冊子形態の内容)
   目録の作成
   題名『海軍兵学校旧蔵転用図書目録 人文・社会科学篇(洋書)広島大学附属図書館 昭和56年3月』の内容

第4編 拾遺(一)温故知新―広島の英学統、海兵教育の源泉、言語教育の平和の理念をめぐって―

 第10章 広島高師の教えるもの―思い出をとおして(英学の光彩を主に)―
 〔1〕「広島高等師範学校設立100周年記念シンポジュウム」における提言の意義
 〔2〕広島高等師範学校の歴史と伝統の再考について
 〔3〕広島高等師範学校の創設と教育精神
 〔4〕広島高等師範学校の教授陣容の一端と授業の思い出
 〔5〕広島高等師範学校有終の美に見る新しい草創―新教育立国の理想―
 〔6〕恩師・学友・附属のことなど点描―将来展望へ―

 第11章 『広島言語計画』に見る「英語教育」の位置づけ―言語教育学構想の歴史的意義と広島平和文化都市建設の理念―
 〔1〕本研究の経緯と概要
 〔2〕『広島言語計画』(基本資料)の内容について
 〔3〕第1部 Language Center 設立の構想
 〔4〕補遺と展開
 〔5〕基本資料『広島言語計画』第2部 Language Center 計画総案の大要の一部について、重要と考えられる諸節と項目に対する管見
 〔6〕本研究の論稿の基となった研究発表〔日本英語教育史学会第21回全国大会(於和歌山大学)2005年5月15日〕に際して、筆者の心に去来した思い・考えと言葉の片影
 〔7〕何故にこの『広島言語計画』は実現できなかったのか。雄渾なヴィジョンの新生を希って
 補 遺
 
第5編 拾遺(二)「温レ故而知レ新、可二以為一レ師矣」(論語)「古い事柄も新しい物事もよく知っていて初めて人の師となるにふさわしい意」―漢学から英学へ、国語を基に「国際理解と英語の教育」への展開―

 第12章 J.F.Davis著 中村正直訓点『英訳 漢土(、)訓語 天』の基礎研究―基本資料・文献について―
 〔1〕根本資料『英訳 漢土(、)訓語 天』と原著へのアプローチ
 〔2〕基本資料・文献『英訳 漢土(、)訓語 天』巻頭部の提示
 〔3〕ジョン・フランシス・デェイヴィス原著 中村正直訓点『英訳 漢土(、)訓語 天』のテキスト(本文)の開示―英学史研究に占める近現代英語教育史的意義―
 〔4〕本論執筆者による調査資料の拾遺

 第13章 A Foundation Study of the Progress of the National Economy in Modern America ―From the Viewpoint of Fiscal and Monetary Policy and Cross-Cultural Relations―
  FOREWORD
  【PART 1】
  CHAPTER 1 INTRODUCTION TO THE PROBLEM
  CHAPTER 2 BACKGROUND AND SCOPE OF THE AMERICAN ECONOMY
  【PART 2】
  CHAPTER 3 MONETARY AND FISCAL CONTROL
  CHAPTER 4 CONCLUSION:THE IMPORTANCE OF RECOGNIZING THE ROLE OF MONEY IN FISCAL POLICY

要約 近代アメリカにおける国民経済の発展に関する基礎研究―財政・金融政策と国際文化交流の視点より―
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