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「反抗者」の肖像 ――イギリス・インド・日本の近代化言説形成=編成――

著者
伊勢芳夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
575 
定価
8000 
発行日
2013年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-205-7 
Cコード
C3090 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉 歴史・考古・民族/欧米
 
内容
今日流通する世界の歴史は「真実」なのか――?イギリス小説と旅行記を主として英語・日本語資料をも多用して、英語言説における「西洋と東洋」「アジア表象」を分析し、植民地インドと自立日本の近代化を比較研究。イギリスの「近代化言説」の猛威の中で様々な「反抗者」の抗うインドと日本の姿を、文化論的方法で再現を試みる。
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序 論
 0.1 本書のテーマとその背景について
 0.2 研究の方法について
 0.3 本書の構成
 0.4 付記 (マムヌール・ラハマン)

第1章 「東洋」の知識化の理論的考察
 1.1 ミッシェル・フーコー再考と敷衍――文化研究の方法について
 1.2 言説形成=編成について
 1.3 近代化の歴史
 1.4 メタ言語、もしくは方法論
 1.5 複数の言説形成=編成について
 1.6 認識の問題について
 1.7 「反抗者の肖像」――言説形成=編成の単位について
 1.8 第1章のまとめ

第2章 「東洋」の知識化の歴史的考察(1)
 2.1 イギリスの「近代化」言説形成=編成とインド植民地化
  2.1.1 インド植民地化の大義 
  2.1.2 アングリシストとオリエンタリストの系譜 
  2.1.3 被支配者の視点から見た植民地インドの歴史と発展
     ――19 世紀以前の英領インド 
  2.1.4 被支配者の視点から見た植民地インドの歴史と発展
     ――19 世紀の英領インド 
 2.2 19 世紀のインド表象と「近代化」言説形成=編成
  2.2.2 アングロ・インディアン小説
  2.2.3 W・D・アーノルドとF・A・スティールの英領インド
  2.2.4 ラドヤード・キプリング
  2.2.5 『キム』:「他者」の認識と主体の位置
  2.2.6 キプリングにおけるモダニズム性
  2.2.7 キプリングの東洋理解――『キム』とチベット仏教について
  2.2.8 「反抗者」キムの文化越境
 2.3 西欧から見た日本――流通する「日本」表象
  2.3.1 「日本の近代化」表象――キプリングとハーンの視点から

第3章 「東洋」の知識化の歴史的考察(2)
 3.1 近代化言説形成=編成の不協和音
  3.1.1 新しき「インド人反抗者」の登場
  3.1.2 日本における「東」と「西」
  3.1.3 暴走する「国体」と二つの「反抗者」
  3.1.4 「近代の超克」の逆行性――遅れた近代化の悲劇
  3.1.5 日本語による東アジアマッピング――(大)アジア主義
  3.1.6 F機関とINA――大東亜共栄圏
 3.2 マレー作戦――「西」と「東」の逆転
  3.2.1 日本による英領の読み替え
  3.2.2 インパール作戦――インド人の第2の反乱
 3.3 日本の植民地主義言説形成=編成の総括
  3.3.1 日本文学における認識の境界
 3.4 大英帝国の終焉
 3.5 英領インドの内と外の「反抗者」たち

第4章 揺らぐ語り
 4.1 小説技巧における過剰・過小コード化
 4.2 転換期の作家――キプリング、ジョイス、コンラッド
 4.3 全知から個人の視点へ――ヴァージニア・ウルフ

第5章 多層化する小説構造
 5.1 フォード・マドックス・フォード
  5.1.1 小説における印象主義
  5.1.2 複数の視点と価値
 5.2 ジョセフ・コンラッド
  5.2.1 『ロード・ジム』の語りの断層
  5.2.2 言語空間の向こうに(beyond)――ジムとクルツ

第6章 新近代化言説形成=編成の時代に
 6.1 旧植民地言説の解体
  6.1.1 英領インドの解体――独立までのインド(1900-1947)
 6.2 サルマン・ラシュディ――「インド」の解体
 6.3 『パキスタンへの列車』――「インド・インド人」の脱神話主義
 6.4 植民地政策の残像
  6.41 アメリカを中心とする新近代化言説形成=編成

第7章 結 論

 あとがき
 使用文献
 参考文献
 索引
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