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アメリカ連邦政府の思想的基礎 ―ジョン・アダムズの中央政府論―

著者
石川敬史 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
292 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2008年6月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-021-3 
Cコード
C1031 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
建国期におけるジョン・アダムズの進めた政治行動と思想を分析し、中央政府思想を歴史的に論証することで、アメリカ連邦政府形成の思想的基礎を明らかにする。
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【品切】
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はじめに――問題の所在――

序 章 先行研究におけるアダムズの研究の方法
 第一節 アダムズ研究の視角
 第二節 「保守主義者」ジョン・アダムズ
 第三節 アダムズの政治思想を内在的に理解しようとする研究
 第四節 政治家ジョン・アダムズの研究

第一章 18世紀における政府理論の胎動
 第一節 聖界政府から世俗政府へ
 第二節 ジョン・アダムズの思想形成期およびその宗教観
 第三節 ジョン・アダムズの道徳哲学

第二章 イギリス帝国論からみたジョン・アダムズ抵抗の論理
 第一節 植民地統治体制の変化と植民地議会の自立
 第二節 英国国制をめぐる帝国論争と反英抗争理論の形成

第三章 ジョン・アダムズの革命の論理
 第一節 英国国制の急進的解釈と革命理論の形成
 第二節 立憲主義の転換と革命理論の完成
 第三節 コンスティテューショナル・コンヴェンションという立法者

第四章 ジョン・アダムズの建国の論理
 第一節 『アメリカ諸邦憲法擁護論』の政治哲学
 第二節 永続的共和国の原理
 第三節 連邦制と主権に関する混合政体論的解釈

第五章 米仏同盟解消交渉と大統領権力の確立
 第一節 アメリカ外交における中立という国是
 第二節 総裁政府のアメリカ情勢認識の錯誤とXXZ事件
 第三節 「連邦分裂の危機」とアメリカン・コンセンサス
    1 ハミルトン派フェデラリスツの攻勢/2 ワシントンとアダムズのアメリカ――アメリカン・パーティという概念
 第四節 第二次和平特使派遣にいたる米仏両国の政治状況
 第五節 政策目標の達成と政治的敗北

第六章 アメリカン・ダイアローグ
 第一節 アダムズとジェファソンの亀裂の始まり
 第二節 人間本性と統治原理――アメリカにおける貴族とは
 第三節 合衆国の統合と政党政治――アメリカ政党制の起源

おわりに
あとがき
Bibliography
索  引
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