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源氏物語の端役たち 

著者
加藤宏文 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
372 
定価
3000 
発行日
2006年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-953-4/ISBN4-87440-953-9 
Cコード
C3093 
ジャンル
文学・語学/日本 国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
全54帖から各帖ひとりの端役に着目。端役が果たす物語のリアリティーの推進と深化、具体的なことばを通して見える役割を探究。「ことば」を通して物語を読み深めてゆく。
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まえがき(野地潤家)
はじめに

第一部
 桐壺巻 「つたはりぬる」内侍のすけ――老い人の起爆力――
 帚木巻 「なよびかなる」交野の少将――ドンファンを超えるもくろみ――
 空蝉巻 「ひだり右に苦しき」小君――処世の原点――
 夕顔巻 「まじらひつく」右近――秘密の原点――
 若紫巻 「たばかる」王命婦――「せめありか」れて――
 末摘花巻 「はしたなる大きさの女」――貧窮のリアリティー――
 紅葉賀巻 「心なき」犬君――「いじめ」の役割――
 花宴巻 「突きしろふ」女房たち――世渡りの洞察力――
 葵巻 「口ごはき」供人たち――笠に着るペーソス――
 賢木巻 「うちしはぶく」神官の者ども――情念沈黙の条件――
 花散里巻 「おぼめく」郭公の女方の女房たち――哀しい打算――
 須磨巻 「たゆたふ」筑紫の五節――「日陰の霜」への始発――
 明石巻 「しほたれ言ひあへる」供人たち――省かれた歌の力――
 澪標巻 「なに心もなき」宣旨のむすめ――序列を超えた「あはれ」――
 蓬生巻 「くづし出で」ぬ老女房――物語る潜在力――
 関屋巻 「まかり過ぎし」衛門の佐――右顧左眄の痛み――
 絵合巻 「死にかへる」「浅はかなるわか人ども」――熱中のスタンス――
 松風巻 「はちぶく」預り――弱者の幕引き――
 薄雲巻 「心ぎたなき」を恐れる夜居僧――禁断の告白――
 朝顔巻 「うすゝき出で来」た御門守――「蓬が門」の剥落ぶり――
 乙女巻 「ひがもの」大内記――清貧の師への評価――
 玉鬘巻 「ずゐぶん」を念じた三条――初瀬観音の大慈大悲――
 初音巻 「ふるめき人」・醍醐の阿闍梨の君――学識・修行・兄弟愛――
 胡蝶巻 「物めでしぬべき」若き女房たち――詠歌の処遇――
 蛍巻 「おとろへ残りたる」宰相の君――光源氏の情報網――
 常夏巻 「そばそば」見る中納言の君――読みの出発――
 篝火巻 「ともしつくる」右近の大夫――絶妙の装置作り――
 野分巻 「うちさゝめく」右馬助――もう一通の行方――
 行幸巻 「消えかへる」若き御達――我を忘れる潜在力――
 藤袴巻 「かじけたる下折れ」の「御つかひ」――主人との共同作業――
 真木柱巻 「口おほふ」木工の君――哀しい嫉妬――
 梅枝巻 香を「ほる」兵衛の尉――親子の昇進情報――
 藤裏葉巻 「つぶやきし」大夫の乳母――誤算の原点――

第二部
 若菜上巻 「ざればめる」女房たち――「かくろへごと」への温床――
 若菜下巻 「物深からぬわか人」小侍従――「はやりかなる口ごはさ」の果て――
 柏木巻 「片耳」に聞く女三宮――「老いしらへる」女房の起爆力――
 横笛巻 「ねおびれる」若君――封じ込められた真相――
 鈴虫巻 「きしろふ」女房たち――光源氏道心の相対化――
 夕霧巻 「なまけやけき」内侍のすけ(藤典侍)――恋敵に捉えられた女心――
 御法巻 「まろび落つる」女房たち――葬送の悲しみ――
 幻巻 「ふくだみたる」髪の中将の君――光源氏の「ほだし」――
 匂宮巻 「まゐりあつまる」女房たち――「はかなき契り」を頼む――
 紅梅巻 「めし放」たれた若君――取り巻きたちの思惑――
 竹河巻 「くちはやき」宰相の君――場をとりもつ即興――

第三部
 橋姫巻 「深山がくれの朽木」弁御許――物語を切り拓く方途――
 椎本巻 「ほのめき参る」阿闍梨――離合集散の彼方へ――
 総角巻 「しそしつる」老人ども――真実への視点――
 早蕨巻 「思ひあらたむる」大輔の君たち――したゝかな生き方――
 宿木巻 「ほろほろと食ふ」女房たち――受領一家の生活感――
 東屋巻 「警策(かうざく)」を売り込む仲立――仲人口の論法――
 浮舟巻 「ふつゝかなる」内舎人――武勇(ぶよう)の者の影響力――
 蜻蛉巻 「しめやかなる」ときの小宰相の君――「数ならぬ身」の思い――
 手習巻 「臥し転ぶ」妹尼君――悲嘆の表現――
 夢浮橋巻 「慌てたる心地」の小君――「甚深微妙」への文使い――

参考文献

おわりに

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人物索引
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