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国語表現力の構造と育成 内的言語活動を主体とする理論と実践
- 小川雅子
- A5
- 188
- 1,980円 (本体1,800円 )
- 2003年11月1日
- ISBN978-4-87440-782-0/ISBN4-87440-782-X
- C3081
- 国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
- 学習者の感性と認識を研き、自ら表現を吟味し工夫する態度の育成を目指した指導の理論と実践。感性と表現力の言語化に及ぼす影響の実証、実用的な表現力の実践と提案、ほか。
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【品切】 |
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- まえがき
第1部 表現活動の源泉を耕す
第一章 国語表現を豊かにする「感じる力」と「見る力」
1 月の美しさを探す
2 仏像の見方と仏師の心
3 描くことを通して見る
4 本物と修復部分の違い
5 気韻生動を見る
6 自然を見る目と学習者を見る力
7 内的言語活動を主体とする創造的観点
第二章 「見る力」の深化と言語表現
1 言語変換テスト
2 「書く」ことを豊かにする「描く」行為
3 スケッチをして言葉を添える
4 価値的方向性を取り出す評価
5 きれいな紅葉と汚い落ち葉
6 言語化の習慣と見る力の深化
第2部 言語表現を左右する認識のレベル
第三章 交流分析による内的言語活動の考察
1 内的言語活動の多様さを説明する交流分析
2 自我状態の構造モデル
3 交流分析
4 心理ゲーム
5 人生脚本
6 交流分析の再構成
7 内的言語活動の読み取りと指導の観点
第四章 言語表現にあらわれる内的言語活動
1 言語化と解釈をめぐる問題
2 方言社会で形成される言語認識の問題
3 生涯に生きる教室方言
4 表現内容を自己の内に求める
5 認識のレベルによる言語表現の変化
第3部 内的言語活動を主体とする表現指導
第五章 モデルを示す方法の問題と学習者の表現
1 導入と表現の関連性を見る一行詩の調査
2 作品にあらわれた導入の違い
3 モデルを示して外言を主体とする表現学習の問題
4 是非善悪で判断できない教師の発話
5 脳のはたらきから考える主体的表現活動
第六章 学習者を主体とする表現指導の観点
1 教師の実践意識の吟味
2 学習者の課題意識を喚起する
3 学習者の主体的活動と教師の驚き
4 一体化の実現
5 個人指導と個別指導の違い
6 基礎・基本・発展的内容の関係
第七章 国語表現法における指導と評価
1 やってみて感じ取って整理する(音声言語と文字言語)
2 気付かせて意識させる(語彙の種類・文種)
3 岡目八目を活用する(他者の文章を検討する)
4 多様な意見を想定する(論理的文章)
5 現実の問題と結びつけて考える(指示・インタビュー・朗読・公用文)
6 立場を代えてみる(模擬面接)
7 歌心を尋ねる(短歌の創作)
8 「心のうちなる歌碑」を刻む
9 推敲の重要性と評価意識の吟味
あとがき