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英語観を問う 英語は「シンデレラ」か「養子」か「ゴジラ」か?

著者
堀部秀雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
160 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2002年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-707-3/ISBN4-87440-707-2 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
いまや最有力の世界共通語となった英語。拡大の過程や使用実態、付随する英語観、英語教育観を見ながら、日本の英語教育に警鐘を鳴らすとともに、今後のあり方を模索する。
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第1章 さまざまな英語観
1.シンデレラとしての英語
 1.1英語の興隆――成功物語
 1.2英語の話者数――王国の版図
 1.3英語の使用領域――王国の財産
 1.4英語の未来――英語は地球王国の女王か?
 1.5英語興隆の理由――英語は美しい言語か?
2.誘拐された子供、あるいは養子としての英語
 2.1英語の多様化――親元から離れて
 2.2誘拐された子供としての英語――生みの親の嘆き
 2.3標準英語の重視――親権の主張
 2.4養子としての英語――新しい養育権の発生
 2.5変種の正当化――養育権の主張
 2.6変種の実態――養子たちの実生活
 2.7さまざまな英語話者の葛藤――英語は誰のもの?
3.ゴジラとしての英語
 3.1英語の強大化――ブリテン島で暴れた怪獣
 3.2英語の海外進出――大洋を渡る怪獣
 3.3英語の文化侵略――怪獣の底力
 3.4英語支配の深層――怪獣の正体?
 3.5英語支配と日本――われわれも怪獣の犠牲者か?
 3.6もう一つの英語の未来――ユートピアかディストピアか?
第2章 さまざまな英語教育観
1.英語観と英語教育観
2.「シンデレラ崇拝」としての英語教育
3.「新段階のシンデレラ崇拝」としての英語教育?
4.「養子」をめぐる問題
 4.1ESL,EFLからEILへ
 4.2モデルの問題
 4.3言語と文化の結びつきをめぐる問題
5.「ゴジラ」が突き付ける問題
 5.1新しい問題
 5.2英語一極集中批判
 5.3「英会話」批判
 5.4英語教育目的論再考
第3章 今後の英語教育の方向を求めて
1.わが葛藤
2.英語教育社会学の方向へ
3.外国語教育の多様化の方向へ
4.EILの方向へ
5.必修と選択の差異化の方向へ
 References
 参考文献
 あとがき
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